先日のブッキングの共演者の影響で、
ここのところLUNA SEAを聞き直している。

コピバンをやってたのは先に書いたとおり。
そのメンバーだったドラムのmixiは、去年の秋に
「親友が人工呼吸器を外すことを選択した。今までありがとう」
という内容が書かれて止まっている。

実は「親友」じゃなくて親友がカムフラージュした「本人」という可能性もある。
が、そんなことを調べるつもりは、無い。

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爆笑問題の太田が何かの番組でラルクと共演したときに散々「ヴィジュアル系」(以下V系)と言ってたら
当のラルクが怒って帰ってしまったという事件もあったわけで、
この「V系」というワードは使うのに少々ナーバスになる。確かNHKの番組だったと。

ということを思い出して、もう一度調べてみようとしたら、
こばひっが取り敢えず大外から突っ込んでくるブログ

ちゃんと候補に出てくるあたり、印象深い出来事だったのだと改めて思う。
LUNA SEAの次はラルク・GLAYのコピバンやってたのだが、その時のメンバーは「ラルクはV系ではない」としきりに主張していたのを覚えている。

V系の語源は、Xのhideが言ってた「なんたらかんたら of VISUAL SHOCK」から来てる、という説が根強い。
これではあんまりなのでちゃんと調べると

「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」

これこれ。
正直V系というのは「ジャンル」というより「様式」と言うとしっくり来るかな。
「プログレ」みたいに。

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Xというと、
「紅」「Silent Jealousy」に対して
「Forever Love」「Endless Rain」という
両極端な曲を配置してバランスを保っている印象があります。

一方のLUNA SEAは、Xでやってるような重いバラードは
河村隆一ソロで消化している感があり、
「ROSIER」「TRUE BLUE」に対して
「Gravity」とか「Breathe」という、
「V系」という括りではおよそ考えられないような、ミディアムナンバーを持ち合わせている。
彼らの懐の深さを感じる曲です。




V系バンドでこの手の曲をやってるところは他にもあるかも知れませんが、
そもそもV系自体あまり詳しいわけでもないのでお許しを。
しかし「SHADE」とか「CHESS」やってたバンドの曲とは思えんな、特にBreathe。

コピバンやるにあたって、
「Mother」までのアルバム4枚をメンバーから借りて聞き込んだものだが、
当時の自分の嗜好と言えば所謂「ガールポップ」と呼ばれている人々。

そんなこともあって、「EDEN」の「Recall」ばかり聴いてたのはいい思い出です。
当然本番でやる曲リストに入ってなかったわけでw
やはりミディアムで優しく、1曲だけ異彩を放っていたこの曲が、自分の好みに近かったということでしょう。

「1本調子から横道に分け入っていく」というのが「懐」という話、なのかな。