そんな自分が属する幻月堂は2010年結成、
そこからライブは年1回というペースでやってきたのが、
「2013年はライブの年にする」ということで、2月・4月・5月。
江古田・野方でレギュラー張ってる人にとってみたら、なんてことない数字なんだろうが、
こっちとしては人力車からV10エンジンに乗り換えたようなモンです。
さらにはソロライブなんかやる始末。

こうやって出演するほうのライブの回数を増やすと、一つ思うことがあって、

「見るほうのライブ、演るほうのライブ、バランスを大事に」

人に誇れるほどライブは見てないけど、
演者としてライブやるようになると、より一層見るほうのライブから学ぶことは増える。
当然、その会場に実際に居ることが一番だが、
今は、過去のライブのアーカイブを後から見ることが出来るいい時代である。


Iwooでこの前共演した方にもお勧めしたいものをいくつか。

http://www.ustream.tv/recorded/18055353
ギタリスト:吉良知彦さんと鬼怒無月さんの共演。通称「キドキラ」
ギター2本の絡みが至高。
とにかく1曲目の「遠い音楽」だけでも聴いて下さい。(3分30秒あたりから)

http://www.ustream.tv/recorded/28444019
ERA:ギター鬼怒さんと、バイオリン壷井彰久さんの超絶プレイヤーユニット。
初めてライブ行ったときの「ERA、熱い演奏と残念なMCでお送りします」という話が忘れられません。
どれも凄いんですが、どれか選べといわれれば鬼怒さんの「新曲」(1時間28分30秒あたり)

※曲名が決まってないので、この時は「大王イカ」という仮タイトルがついてます。
※この次にやったときはその時のMCの成り行きで「プリキュア」というタイトルになってました。



「オオフジツボ」そのバイオリン壷井さんと、ギター太田光宏さん、アコーディオン藤野由佳さんによるアイリッシュ基調の3人組。
当然グループ名の由来は3人の頭文字。
壷井さんのバイオリンは「演奏」というより「奏破」という表現がしっくりくる。



ガラっと変わって「ねこマジ」ボーカルパフォーマー、白神直子さん・井関佳子さんと、ピアニスト南方美智子さんによるアクション歌謡ユニット。
元ネタは当然古典落語「寿限無」ですが……これは圧巻です。今まで上げてきたもの全部圧巻ですが、元ネタの調理方法が、もうね。
最高にクールなピアノも。

この南方美智子さんのソロライブもフリーダム過ぎる。
「グランドピアノの譜面立て」って、普通譜面を立てるじゃないですか。

そこにエフェクターとシンセとサンプラー立てて「変態プレイします」と言って、
生ピアノ1本だけでサンプラーにその場でループを組んでいって、そのループに合わせての生演奏、
しかもその横にミキサー置いて演奏しながらツマミを弄る。

ライブの楽しさって漠然と「毎度なんだけど、それやっちゃうのかよ」というところなのかな。
自分もそう思われるようになりたいですね。