やっと成人式を迎えました | Into the Sky —A compass for my life—

Into the Sky —A compass for my life—

パサバリ天国 Phase2。
クリエイティブに生きること。

ひょんな事からVWパサバリから僅か2年でオールトラックに乗り換え。
カーライフ中心ですが、日々のセレンディピティをどんどん語り尽くしましょう的ブログです。

冒頭から結論を申し上げると、


本日、遂にバッテリー交換実施しました!


これまで

バッテリー交換自体を躊躇させていたのは、バッテリーを切り離す事で車載メモリーが飛ぶという情報。


バッテリー端子にワニ口で繋いでバックアップ給電しながら作業できるメモリーキーパー装置があるんですが、作業中に外れてしまったというコメントが多数あり、なんか車がとんでもない事になりそうだという想像から二の足を踏んでいました。


でも、きっかけを作ってくれたのがあるみんカラの方があげていたバッテリー交換のブログ。


メモリーキーパーにODB2ポートで給電出来るモノがあるですって!



コリャすげぇ、それなら作業性増すね。

やってみようかな。


当初Dへ持ち込みでいいやと考えていただけに、個人的ににはえらい気持ちの変わり様です。


なので、バッテリーDIY交換決行です。


メンテナンス系DIYって


全くの私見で申し訳ないですけど、

・洗車が中学卒業

・タイヤ交換が高校卒業

それで、

・バッテリー交換が成人の儀


つまりね、バッテリー交換して、やっと大人の仲間入りって事です。


ここからは、パサートに限らずなーんかバッテリー交換どうすんべって迷われてる方に参考になればという思いで書いてみました。


道具編


バッテリー交換を成人の儀としましたが、実はタイヤ交換の方が遥かに道具は必要になります。

私が思うに、技量というより、度量試し。

バッテリー交換にはそんな側面があります。


1、10mmレンチ



ピックアップしたのはショート防止のやつなんですが、プラス端子をいじる時にレンチがボンネット内の金属などに触れない様に作業出来れば何でもいいです。

ただ、ショート防止って事で小さめの短めのレンチを選びましょう。

家にあるやつで十分。


2、ラチェットレンチ


これも新たに買う必要はありませんが、パサートの場合、バッテリー固定具を外す際に重宝しますので安いもので良いので用意しておきましょう。


3、エクステンションバー


パサートの場合、バッテリーの固定具のボルトが結構奥にあるのでラチェットレンチのエクステンションは必須です。

出来たら250mmが良いです。ご紹介のものは大変リーズナブルなのでおすすめ。

私も家には150mmのしか持ってなかったのでこいつを購入しました。


4、13mmの6角ソケット


こんなのは、なんでもいいんですけど、ラチェット、エクステンションの連結サイズと合ったモノを揃えましょう。

今回は3/8in、9.5mm角のやつ。

家にあるのが不明なら、定規で測れば判ります。


作業当日に初めて、ドッキングさせてみるなんて事のない様にしましょう。


5、メモリーキーパー


私も冒頭で紹介のUSB電源のバージョンのものを欲しかったんですが、なんと売り切れ。

仕方なく単4電池バージョンのを購入。


6、バッテリー


これは車両に合うものを購入するしか無いです。

パサートの場合、VARTAのこのモデルとBOSCH製が良く知られてます。

※今見たら、タイムセール中。ご検討の方はお急ぎを!



私は、純正に装着されていたVARTAのパフォーマンスがとてもお気に入りだったのとVARTAがBOSCH製より少し安価なので迷わず、VARTAをチョイスしました。


7、養生シート

バッテリーや工具などを置く場所


8、滑り止めシート

万一の落下によるボディ損傷防止

※家具を滑らない様に敷くやつ、大きめのでボンネット側面のバッテリー出し入れの導線上に敷きます。レンチをさっと置くのも楽です。


※こんな感じ


9、軍手

※出来れば2セット


10、布

雑巾、マイクロファイバークロス、なんでも良いけど、2枚くらい持っておくと良い


11、バッテリーテスター

※これは、あればで結構。無くても良い。


バッテリー以外は全部揃えても5千円くらいじゃ無いでしょうか?


確認編

自分が購入したバッテリーの素の実力を知りたくなりました。


1、ドイツ製


2、2021年11月製


これ、底を覗かないと見えません。

車に装着しちゃうと次の交換迄分かりません。

みるときは決してひっくり返さず、うまく底を覗いて見るようにね。


3、解放時パフォーマンス


※理論値を凌駕?



すっげー

内部抵抗も3mΩ台です。

こんな数値見た事ありません。


交換時に注意すべき点

実際に交換する時は、慌てずかつ速やかに。


端子を外す順番なんかは、どこにでも書いてあるので、全くその通りなので割愛。


ここでは実際のオールトラックの交換で注意すべき点を触れておきます。


オートライトはオフ

室内灯はオフ(ドア開放でも点灯しない様にセット)


最低限これはしてから開始しましょう。


実は、バッテリー固定具が最も重要

まず一番最初にボルトを緩めておきましょう。

これにはいろんな意味があります。


・レンチ、エクステンションバー、ソケットに慣れておく。

・ボルトの緩める感覚を掴んでおける


例えば、端子外してから、ボルト緩めようとして、万一びくともしなかったりしたら、パニックですよね。最初にびくともしなかったらそこで作業中止できるので、安全度が増します。


そしてなによりも、この固定がいい加減だと、この20kg超のバッテリーに走行中、縦G、横Gが加わった時、すざまじい事故が起きますよ。


なので、この固定が最も重要であると言えます。


固定具を外す

ボルトは長いので落下の心配はまず無いですが、抜き取る際は、エンジンルームに滑り落とさぬ様、細心の注意で持ち上げましょう。


固定具も無理に動かさず、ガチャガチャと動かして持ち上げれば、まず癖無く持ち上げられます。


バッテリーはスライドさせる

奥のマイナス端子側のバッテリートレイは、バッテリーの底の出っ張りがスポッと収まるポケット形状になっており、実際そこに収まってます。


従い、そのポケットからバッテリー底部を引き出す様に手前にスライドさせてからバッテリーを持ち上げましょう。


交換後のバッテリーはその逆ですね。


軍手で端子カバーで絶縁

だから2セットって書きましたが、要は端子を外してる最中の絶縁するものを確実に用意しておきましょう。


※のびーた君も再装着


それでも、失敗はつきもの


結構用意周到に臨んだものの、失敗はありました。


1、バッテリーカバー

取った時の左右覚えておらず、被せる時どっちが右手かわからないまま被せました。

どっちでもいい様な気がします。

なので取るときは、念のため左右を覚えておくかしないといけませんね。


2、マイナス端子装着時、一瞬スパーク

必ずなるとは思いませんが、スパークは宜しくない現象です。ただ対処法わからず。


3、結局メモリ飛びました・・


作業中はバックアップ中状態だったので、何の疑いもなく完璧と思ったのですが。


作業終了後、エンジンかけるとエラーメッセージのオンパレード。

ちょっと、放心状態でしたが、気を取り直しテスト走行でエラーは全てクリア。


何が悪かったんだろう。


考えられる原因は、マイナス端子装着時、うまくはまらず一瞬抜いてしまったんですよね。それがあかんかったか。


エラーの影響は?

最終的には、5月に別件でDに点検に出すので結果を待つ事にしますが、おそらく大丈夫そう(ちょっと自信無し)


ただ、明確な影響範囲は以下の通り

・トリップメーターの距離記憶リセット

給油時、スタート時、累積走行距離も合わせてリセットされてました。


・レーンキープが外れてた


他はねぇ、無い。

言ってみればこれだけです。


メモリキーパーを使ったからこれだけか、そもそもこんなもんなのかは不明。


全然影響無しですよね?


メモリ消失、恐るに足らず!


装着時の初期測定





負荷接続時の一番最初。

ここからスタートです♪


後日談

これ作業当日の朝の交換前のバッテリーの値





まっ久々に良い値なのですが、最近は、5mから6mΩを彷徨ってましたから。

やはり変えどきでしょう。


サルフェーション除去装置のびーたも3年経ってから装着しましたからね。仕方無いですね。



これが、純正品
右の真ん中に18ってデカく入ってるので、おそらく、2018年5月製だって思います。

このバッテリー、エンジン始動レベルとしてはパフォーマンス下がりましたが、バッテリー上がり品では無いので、すぐに廃品処理するか、12V電源として少し使うか思案中。
だって高価なもんでしょう?
ただ硫化水素を出すと非常に危険なのも事実なので、本当にどうしようかなぁと。

車に積んで活用するかとも思いましたが、それも非推奨らしいです。
万一硫化水素が発生した時の危険性を考えの事。

ちなみに、私は、前車パサバリのバッテリー上がりでこの硫化水素の匂いを嗅いだ事がありますが、あれは本当に強烈で、絶対有害ガスですわ。

注意
鉛バッテリーを家の中で、例えばリビングで充電するのは、絶対NGです。
硫化水素発生する場合があるので、絶対屋外で充電しましょう。
そんな中で小鳥を飼っていたら、翌朝、鳥小屋の下に落ちている事でしょう。


訂正編


前回のブログ


前回のブログで、内部抵抗が上がるって事は電流が流れにくくなるって書いたんですが、これ嘘ですね。


翌日、遠い昔習った事を思い出しました。


電池の起電力E、内部抵抗rの時、電流Iとすると、端子電圧Vの関係は、


V= E - rI 


つまり、内部抵抗が大きくなると端子電圧の値が下がってくるんです。

なので、電流が流れなくなるってよりは、電圧が始動できなくなるレベルになるんですね。


サルフェーションとは電極の劣化が進み放充電出来る表面積が小さくなる事で内部抵抗値が増加してしまう現象です。


ちなみに、回路を解放すると電流がゼロなので、


V= E


になります。


まとめ


実は、重いけどバッテリー交換作業は取るに足らないくらい面倒の無いDIYです。


もし、何か問題発生したら直ぐにご報告しますね。


アディオス!