きっかけ
みんカラのフレンド(略してみんトモ)さんのPHEVが空港で突然死。PHEVだけに根本原因が何かはわかりませんが、直接的原因は、12Vバッテリーの放電。
世の中、EVであっても未だ車の電装品やECUへの給電はこの12Vバッテリーが命なので、結局のところまだまだ12Vバッテリーが車の最重要パーツと言えると思います。
という事で
今日、自宅で無負荷(エンジンオフ)時の電圧を測定。
どうなんですか?
ちょっと低い様な。
という事で、充電器も購入。
ところで
これ、マイパサの韓国製バッテリー
そのワンランク上にAGMっていうモデルがあり、どうやら主流みたいです。
トップ記載の6R0・・は正直わかりません。
単純に、SEBANGの商品型番と思います。
それで規格を見るとやっぱり欧州規格DINの記載が(2行目)。
どうやら、69Ahがこのバッテリーの性能らしいです。
Ahって?
アンペア・アワー(時)と読みます。
電流を流せる能力です。
ちょっと脱線します。
よく文系の方は、アンペア(A)の事とAhは大差無いと思ってる方多いと思いますが、全然違います。
間違いを恐れず例えるなら、「速さ」と「距離」の関係と思って下さい。
「速さ」と「距離」が同じだなんていう人いませんよね?
1Aの印象って
1A(アンペア)って聞いてどう感じます?
1kgとか1mとか、1Vとか、なんか、小さな最小単位、そんな感覚で捉えてません?
とんでもない!
実は、1Aの感覚的規模って、1tとか1kmの様な規模のシロモノです。
例えば、1kgのモノを背中に乗っけられても大丈夫だけど1tだと死ぬでしょう?
1mの高さから飛び降りても捻挫くらいしちゃうかもしれないですけど、1kmの高さからダイブすると死ぬでしょう?
つまり、同様に1Aが体を流れると死にます。
それくらいの電気の量なんです。
それで、Ahは何かと言うと、
欧州規格では、20時間かけて10.5Vになるまで流せる電気を流せる能力って事みたいです。
69Ahって言うのは、20hで割ってみると、1hあたり3.5A流せて20hで10.5Vになるって事です。
でも、バッテリー端子触ったら3.5A瞬時に流れる訳では無いですよ!
強いて言えば3.5Aじゃなくて3.5A/hなんです。
人間も相当抵抗値が高いので、もともと電流は流れにくいんですけどね。
もし3.5A人に流せる能力があったら、バッテリー交換時に感電死する方が年間何人も出ちゃいます(笑)。
12Vバッテリーでは、人間に1A流せる能力はありません(のはず)。
また、アンペア(A)っていう単位は、1秒間に流れる電気の量の単位なので、3.5Aと3.5A/hは、言わば秒速と時速の違いの様なものです。つまり、全然違うって事ですよね。
そして、欧州規格では、これを20HR(時間率)容量と呼んでます。
一方、国内バッテリーはと言うと、5HR(時間率)の性能表示としてJIS規格では表記してますので注意です。
私が購入した充電器も、国産製なので、適合バッテリー容量の説明は、5HRで表記してますって事です!
ちなみに20HRを5HRに換算すると大体0.8掛けみたいです。つまりマイパサのバッテリーだと、5HR表記だと55Ahが容量って事ですね。
この鉛バッテリーは、
充放電を繰り返すとサルフェーションとやらの劣化が避けられないみたいなので、今後定期的に補充電して、突然死はかなり防げても、結局劣化は防げず数年で交換って事になるようです。アイドリングストップも結構悪さしてると思います。
その辺の対策は、これまた、みんトモさんがやられてるので、タイミングを見て今後大いに参考にしたいなぁと思ってます。
でもまぁ、
とりあえず、補充電環境は出来たなぁという事で、この辺で。
アディオス!