心に突き刺さる。
毎回、周りの目を覗って、本音を言えない子たちが主人公になる。
恵美ちゃんが、優しく突き放す。
過去の経験と、でも根っからの優しさが、なんだか暖かいんだけど、なんかこう、ズシっとくる。
重松清さんて、なんでこんなに子供たちの話を書くのが上手いんだろう。
私が昔、塾で国語を教えていた時に試験の題材として「熱球」を見たのがきっかけで、それからずーっと名前だけは覚えていた。
今、その熱球ときみの友だちを読んでいるんだけど、本当に引き込まれる。
なんだか、寂しいんだよなあ。
でもそれを認めたくなくて。
でも抱え込んでるのも辛くて。
うまく言語化も出来ないし。
どこにも、誰にも本音を言えてない感じ。
辛い。辛くてたまらない。