主婦インテリアパートナー(住宅色彩セラピスト)のコバルトグリーンです
いつもブログをご覧くださりありがとうございます!
今日のテーマは「洗面所」です
読むひとによってはやや辛口記事です。
苦手な方は閲覧をご遠慮くださいね。
30代子育てママの私。
最近考えさせれらたことがあります。
尊敬している収納のプロの方のおひとり(その道30年超)のお話について考えさせられました。
(以下Aさんとします)
それは…
「洗面所に下着を収納してはいけない」
「ファミリークローゼットはおすすめしない」
と言っているからです。
ええーーーーーー!!!!
私はこれまで、
モニターさんやクライアントさんのご希望をきいてきました。
「洗面所に下着やパジャマを収納したい」
という方は少なくありません。
ファミリークローゼットに憧れる主婦の方も少なくありません。
現代ママの希望のひとつと言えるのではないでしょうか。
Aさんはどうして
「洗面所に下着を収納してはいけない」
と断言していらっしゃるのか、
とても気になりました。
個人的に尊敬している、
その道30年のプロがいう言葉。
だからこそ軽く受け流さず、自分なりに考えました。
私なりに考えたことは、
①湿気が多いので衣類を収納するには適していない場所だからかな?
②子どもが小さなうちはいいけれど、思春期には家族の目に触れやすい場所に下着を置くのは不適切だからかな?
③来客(宿泊客)も使用する場所に下着を置くのは見られるリスクがあるからかな?
がしかし!
Aさんはもっと深いことを指摘したのです。
収納のプロAさんは、
洗濯物を畳むことや、各自の部屋で管理することを当たり前にすることが大事だという内容をお話していました。
これは「面倒くさい」という心を、子どもにも植え付けないための「教育」「育児」をも意識しての信念だ、と私なりに解釈しました。
確かに、畳むこと、各自の部屋でモノを管理することを教えることは、とても丁寧な暮らしです。
長年多くの家をサポートしてきたAさんのおっしゃること。
きっと間違っていないと思います。
「きちんと暮らす」を当たり前にする。
「面倒くさい」という気持ちを育てない。
その大切さをAさんは教えてくれているのです。
Aさんのお話に対しての素直な感想は「そうできることなら、そうしたいけど…」という、複雑な気持ちです。
皆さんはこの詩を知っていますか?
以下、ニュージーランドの子育て支援施設に張り出されていた作者不明の詩。
詩人の伊藤比呂美さんが日本語訳をしたものです。
『今日』 (伊藤比呂美訳)
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう
人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ
(以下原文)
Today
Today I left some dishes dirty.
The bed got made about two-thirty.
The nappies soaked a little longer.
The odour got a little stronger.
The crumbs I spilt the day before
Were staring at me from the floor.
The art streaks on those window panes
Will still be there next time it rains.
For shame,oh lazy one you say
And "just what did you do today?".
I nursed a baby while she slept.
I held a toddler while he wept.
I played a game of hide'n'seek.
I squeezed a toy so it would squeak,
I pushed a swing,I sang a song,
I taught a child what's right and wrong.
What did I do this whole day though?
Not much that shows,I guess it's true.
Unless you think that what I've done
Might be important to someone
With bright blue eyes-soft blond hair,
If that is true,I've done my share.
以上が詩の内容です。
出産と育児を経験したママなら「あるある」ではないでしょうか。
Aさんがいう家事の仕方をしたくても、
そうにもできない現状があるのも事実。
共働きや核家族も多い現代。
ママの
日々の負担は
大きい。
義両親と同居している友人がいます。
フルタイムで共働きですが、
帰宅したらお義母さんが夕食を用意してくれているので助かると話していました。
「同居」には核家族にはない苦労があるでしょう。
そして、核家族にはないメリットもあるのではないでしょうか。
では、核家族でフルタイム勤務の方や、
実家や義実家に手伝ってもらえないママたちはどんな生活をしているのか…。
人間は歴史をたどると集団で生きてきた生物です。
ひとりで家事や育児を担う生活は、
近年になって始まったこと。
ママたちに負担が増えている時代です。
いま、人気の本。
ママたちの多忙さを物語っています
↓↓↓
私も出身県外に嫁ぎ、核家族でワーキングマザーを経験しています。
自分の手にかかっている子どもたちの育児。
迷ったり悩んだりしたことは数え切れません。
(おじいちゃん、おばあちゃんが育児に参加してくれる家庭がとてもうらやましかった)
家族全員インフルエンザで寝込んだ経験もあります。
(長男が保育園時代に園からもらってくることが多かった)
ひとりで「家庭を回していくこと」の大変さを身をもって経験しました。
だれかに手伝ってもらえないなら、
せめて、
家事動線や
収納・家電などを頼って
「工夫」するしかない。
背に腹は代えられない。
だからこそ、自分仕様のマイホームは「家が家族でありサポーターでもある」と思っています。
身をすり減らすような共働きを、数年後に断念した私が思う事。
現代のママは忙しすぎる。
助けが必要だ。
そのためには、「理想」「信念」も大切ですが、
まずは今日を乗り切る工夫と健康維持が最優先。
だから、私は下着を洗面所に置くことを否定しません。
畳まないポイポイ収納も否定しません。
体力・気力がある方は、理想通りに家事をしたらいいのです。
人それぞれです。
逆に「日々、ベッドに倒れ込み泥のように眠る」という切羽詰まっているママは、
家事楽を追求したらいいのです。
家事の仕方に「絶対」はありませんよね。
幸せを感じて
健康で
笑顔で暮らせることが
一番の豊かさ。
家事楽を追求して、家族との時間を造る。
家事楽を追求して、睡眠時間を確保する。
家事楽を追求して、母、妻、娘ではない「自分」を取り戻す。
がんばっているママたちに、
「家事も完璧にしよう」などど、私はいいません。
家事楽を追求して、
自分を助けよう。
ひとの手が足りないなら、
「家電」「収納」「間取り」に
手伝ってもらおう。
収納は家族の成長と共に変えていくのでも良いです。
「~でなければならない」という考えは手放して、
笑顔で暮らす選択をすればいい。
Aさんのおかげで、
私自身の考えを、確かめることが出来た気がします。
情熱をもって頑張っているAさんを尊敬する気持ちは変わりません。
(Aさんを否定する気持ちは一切ありません)
ポリシーがあり、天才的な才能がある素敵な方です。
ありがとうございます。
この記事がみなさんにとって、何かのヒントにつながると嬉しいです♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
長文・乱文、ご容赦ください。
またいつでも遊びにきてくださいね!
(おしまい)
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