インテリアコーディネーター(住宅色彩セラピスト)のコバルトグリーンです
壁紙やカーテンを選ぶとき
種類の多さに圧倒される方も
少なくないと思います
先日インテリアショップに出かけ
ウィリアムモリスのカーテンを見てきたんです
こちらは壁紙。
カーテンの生地の重さや質感は触って実感するのがベストですね
溜息がでる美しさ…
子供たちが巣立ったら、
子供部屋をアトリエにしたい…
もちろんモリスの壁紙をアクセントに
そうは言ってもシンプルも好きなので
あと10年悩んでおきます
家は建てて終わりではなくて
暮らしながら変化させていくことは
とてもワクワクしますね
今日は壁紙とカーテンの選び方のご提案
「医療現場で使われる
色彩心理学を活用してみては?」
…というお話です
病院の外観は昭和時代から比べると
だいぶ優しい印象になっていますよね
(平成生まれの読者さんもいるかな?)
昭和→コンクリートの冷たい印象
令和→淡い色彩で優しい印象
院内では、
内装や看護師さんの制服の色が
患者さんへ与える影響が大きくなります
どぎつい原色
暗い色
寒色などはNG
また、意外に感じるかもしれませんが
「明度が高すぎる白」も
避けられるようになってきました
高齢者にとって
「まぶしいほどの真っ白」は
文字通り「まぶしい」のです
刺激の少ないアイボリーやオフホワイトの
優しいベースカラーが良いでしょう
病院にはさまざまな科がありますよね
たとえば外科
ケガなどでくる患者さんが多いですね
外科では鎮静効果を狙って
「青系」をアクセントに使うのがおススメ
逆に内科は
温かさを表現する「やさしい暖色」が◎
精神科においては
緊張を解きほぐす緑のパステルカラーが
効果を上げています
看護師さんの白衣も
昭和時代は白一色でしたが
現代はパステルカラーのピンク、ブルーなど
カラーバリエーションが増えました
ピンクは心安らぐ色、
ブルーは信頼感を与える色、
クリーム色は希望を与える色なのです
医療現場の色彩心理学を応用すると
ご自宅の壁紙やカーテンを
選びやすくなるかもしれませんね
私の一押しは、
アイボリー系の壁紙をメインにすることです
貼ってみると「思ったより白っぽい」という印象
A4のコピー用紙と比較すると
「やわらかい白」であることが分かります
それくらい違和感がないので
みなさんにも安心してオススメできます
↓↓↓
※完成見学会のときの写真です(TVはビルダーの備品)
私は模様替えが好きなので
居室には印象的なアクセントクロスは採用しませんでした
その代わりキッチンにベージュ系のクロスを採用
↓↓↓
目を引くような派手さはないのですが
とてもホッとする空間になりました
モデルルームなど「魅せる空間」では
派手なクロスや
暗い色のインテリアも映えます
ですが
お子様から高齢者まで
日常を過ごす場所(リビングなど)は
色彩心理を利用して
ホッと落ち着く空間づくりも
良いのではないでしょうか
一つの参考になれば幸いです
最後までお読みいただきありがとうございました!
(おしまい)