住宅色彩セラピストのコバグリです
マイホームを建てる時に、皆さんは「家相」「風水」を気にしますか?
私はほとんど気にせずに建築しました
家相・風水の本をさらっと読んだ結果として
「こんなことに注意したら良いと伝えているんじゃないかな」
と私なりの解釈があります
家相学、風水学がいわんとしている「学び」「いいところ」を
現代風にアレンジして取り入れることをおススメします
鬼門がどうとか、
西に黄色だとか、
あまりそういう概念にとらわれずに家づくりができることで
ただでさえ限られた家づくりの条件を最大限に生かせると思っています
私なりの解釈とは何か
マイホーム造りのひとつのヒントになれば…
という想いで箇条書きにてご紹介します
(1)風通し・採光に気を配ろう
(2)角(カド)が少ない部屋にしよう
(3)地域の気候を知ろう
(4)整理整頓・掃除をしよう
(5)おもてなしの心を大切に
(6)事故が起きにくい家にしよう
(7)リラックスできる空間づくりをしよう
(8)メンテナンスがしやすい家にしよう
(9)ご近所さんと仲良くしよう
(10)周囲や自分に感謝を忘れずに
(1)風通し・採光に気を配ろう
家相や風水では複雑なルールが多い
でも、難しいルールは置いておいて、
一言でいうと、
「明るく風通しの良い住宅にする工夫が大切」
という解釈をしました
(2)角(カド)が少ない部屋にしよう
角(カド)が多いとぶつかったり、怪我をすることが増えます
心理的にも尖ったものにはストレスを無意識に感じます
そのため、なるべく凸凹と複雑な造りは避けたい
実際に耐震や建築コストの面でも、
凸凹複雑な家よりシンプルな正方形・長方形のお家が良い
(もちろん凹凸があっても、それをカバーするように設計されています)
外壁も角から傷みやすくなると聞いたことがありますから、
凸凹がすくないことは家にとっても良いのですね
(3)地域の気候を知ろう
地域の気候、土地の性質を知ることも忘れないようにしましょう
災害の危険は少ないのかどうか、ハザードマップをチェック
強い北風や、地域特有の自然環境、用途地域や都市計画など、ある程度理解しておきたいですね
風水で北に山がある土地が良いとされるのは、
冬の厳しい北風から建物を守るという意味があります
地域の特性がわかると
おのずと暮らしやすい間取りが導き出されます
専門知識や現代技術がない昔のひとでも分かりやすくルールづけして広めることが、「家相」の役割のひとつではないでしょうか?
(4)整理整頓・掃除をしよう
何年も前から人気の断捨離
掃除や整理整頓をしっかり行えば、
ホコリが汚れが少なく、衛生的
さらに、探し物がなくなればストレスも減ります
何度もハサミを買いなおすなどの、ムダな出費や労力は抑えられます
(5)おもてなしの心を大切に
お客様だけでなく
家族や自分自身を「おもてなし」する心を持ちたいですね
玄関を掃除したり、トイレをキレイにする習慣が身に付く
「心が先か、行動が先か」
私は、両方が循環しているのではないかと思っています
(6)事故が起きにくい家にしよう
お風呂が寒いとヒートショックを起こすリスクがありますから、
温度に気を付けて事故が起きにくい家にしたいですね
方角と温度についても「家相」「風水」が教えてくれていますね
(7)リラックスできる空間づくりをしよう
私は「西に黄色」などのカラー風水は
あまり気にしていません
方角に合う色より、
自分がリラックスできるとか、
心がときめく(幸せを感じる)色使いを採用しました
実際、気持ちよく生活できていますよ
(8)メンテナンスがしやすい家にしよう
水回りをまとめると配管が短くて済みます
すると、詰まるリスクが少なくメンテナンスが楽
例えば、寝室の真上にトイレなどがあれば、
排水の音がうるさくかんじてしまうことも
そういう意味では
「メンテナンスがしやすい」という視点で考えるのは、
コスト、騒音、メンテナンスとあらゆる面で有効ですね
(9)ご近所さんと仲良くしよう
ご近所さんとの関係も切っても切れない問題
引っ越しそばのように、細く長く
(深入りせずほど良い関係)を続けられることが良いでしょう
(10)周囲や自分に感謝を忘れずに
自分にかかわるすべての方へ
感謝
地域の方、学校の先生、行政の方、
家族、先祖、友人、子供、ペットにも
「ありがとう」の気持ちで
笑顔で暮らすのが
家相のルールを気にするよりも
ずっと大切です
以上の10項目、いかがでしたか?
この記事で伝えたかったことは
「家相」「風水」を否定することではなく、
限られた家づくりの条件を「家相」「風水」に縛られて皆さんが苦しまないように、
こんな考え方もあるよ、視点を変えてみると突破口があるかも!ということです
実際
私の風水の先生から聞いたお話ですが、
「どう考えてもよくない土地に暮らしている家族がいました。
でも、住人が笑顔で感謝にあふれた人たちだったんです。
近所のほかの家では、不幸なことが起こっていましたから、やはり土地自体は良くないのです。
でも、その家庭は無事だってんですよ!」
という体験談を話してくださいましたよ
風水よりも
心の在り方が
住人の生き方を左右する
良い実例ですね
長くなりましたが、
これからマイホームを建てる皆さんが
むやみに家相や風水に悩まされず、
本当の意味で心地よい家を造ることを応援しています
とっても長い記事を最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました
(おしまい)
※コバグリ流の解釈なので、「こんな考え方もあるのか」という程度にとらえていただけたら嬉しいです