住宅色彩セラピストのコバグリです
モニターさんに外壁材のサイディングについてのご質問をいただいておりました
お答えが遅くなり申し訳ございません
体験談を交えてお答えしたいと思います
我が家のサイディングは3色を使い分けています
①黒っぽい木目
②茶色っぽい木目
③茶色っぽいレンガ風
イメージは、スターバックスの外観の色使いを希望してビルダー社長へお任せしました
外観には強いこだわりがなかったので、提案2回目くらいのプランでサクッと決まった記憶があります
(間取りは確か10回以上変わりました…細かい部分を入れたらもっと。社長!あの時はお世話になりました)
カラーリングはバッチリ好みでした
木目調のサイディングもカフェっぽくて大好きでした
がしかし!
1つだけ後悔しています
それは…
サイディングの
つなぎ目が
目立つこと!
木の板風のサイディングは縦に使うとつなぎ目はそれほど目立たないのに、
我が家は横に使いました
板を横にすると優しさと落ち着きが生まれますから、
本物の板を使うなら素敵なんですよね…
でも、実際はサイディングなので、
コーキングの部分がハッキリわかります
住宅の顔である正面から初めて見たとき、
ショックを隠せませんでした
「サイディングのつなぎ目が目立たない方が良いです」と、
はじめに社長に言ったのですが…
もう完成後となっては「言った言わない」という話になってしまいます
外壁の機能としては全く問題ありません
社長と私の「美的感性」のギャップが生んだ後悔ポイントです
「ビルダー」と「施主」の間の感性のギャップ
ビルダーはこれまで通りに仕上げたつもりでも
デザインなどに敏感な施主が「これは気になる!思ってたんと違う」と感じる
だれも悪くないだけに
「哀しい」ギャップです
このギャップを埋めるには、
やはりコミュニケーションが大切ですね
これからサイディングを選ぶみなさんは
「つなぎ目問題」をビルダーさんへも確認してみてくださいね
「つなぎ目が目立たないサイディングってどんなのがありますか?」
この一言で、しっかりした担当さんならアドバイスをくださると思いますよ
そして
記憶ではなく「記録」に残すことです
(メモやメールで残すなど)
まぁ
そうはいっても…
2年目の私は
今どうしているかというと…
全く気にしていません
(なんならそんな後悔ポイント忘れていた…)
住んでみるとやはり内部のこと、使い勝手のことが第一です
(忙しいみなさんも、サイディングのつなぎ目を完成後にうだうだ悩む暇などないはず)
外観を毎日、自分でじっくり1時間も2時間も眺めません
はじめこそ「ああ、つなぎ目が…」と気にしていたのですが
2年目の今では「ま、いっか!」と思えるようになりました
完成して「思ってたんと違う」という部分は必ずといっていいほど出てきます
こだわりがある人ならなおさら
でも、
いつまでもソコを気にして生活するより
家を好きになって大切に暮らしていく方が良いと思いませんか
「完璧」な家も人間も世の中に存在しません
マイナスな部分とプラスの部分、
どちらを見つけて生きていきたいか…
「しあわせ」と「不幸せ」、どちらにとらえて生活していきたいか
家を好きになって、家族・友人・地域を好きになって
笑顔で暮らせるほうが私は好きです
これからマイホームを建てる皆さんはどうですか?
ひとつの参考になると嬉しいです
余談ですが、コーキング材を選べるなら、
耐久年数が長いものを選んでみてください
知り合いの一級建築士さん曰く、
「一般的なコーキングは実質7年くらいかなぁ」とのこと…
「15年耐久」などの商品もありますから、
ビルダーさんへ相談してみるのも良いですよ
将来、サイディングの塗り替えのときは、同時にコーキングも打ち換えるようにすると雨漏り防止になりますよ
(おしまい)