こんばんは!
住宅色彩セラピストのコバグリです
今回が2018年最後の記事になりますね
今年一年、たくさんの実りある年になりました
これも読者の皆さんのおかげです
本当に本当にありがとうございます
来年も笑顔いっぱいの年になりますよう心よりお祈り申し上げます
今年最後の記事は「お金」のお話です
限りある予算を住宅のどこにかけるべきか…
みなさんそれぞれの価値観があるでしょう
私の知人は「デザイン」に予算をかけて建築家との家づくりをしました
他には、「性能」を重視して建てた友人もいます
知り合いの会長さんが、以前こんなことを教えてくれました
(我が家のビルダーとは関係ない住宅会社の会長さんです)
会長 「家づくりのお金は大きく3つに分けられるんだよ。1つ目は、構造部の工事費(土台・柱など建物を支える部分)、2つ目は、仕上げ工事費(壁、フローリング、屋根、外壁など見た目の満足度、見栄えを左右する部分)、3つ目は、建具・設備工事費(窓・お風呂・キッチンなど日常生活にかかわる部分)」
↓↓↓
①構造部
②仕上げ
③建具・設備
この3つに分類できるそうです
会長 「どこにお金をかけたら良いと思う?」
わたし 「構造部だと思います」
会長 「そう、一番大事なのは、構造部だ。これは後から変えられないので、こちらを大切に家づくりをするんだよ」
わたし 「はい!…ちなみに、②仕上げと、③建具・設備についてはどうでしょうか?」
会長 「②仕上げと③建具・設備はね、人間でいうところの『アクセサリー』のようなものなんだよ。お金をかけようと思えば、いくらでも贅沢できる。でも、かけなくても、センスを生かして見栄えよくすることもできるからね」
わたし 「そうなんですね!高級なキッチンは女性の憧れですが…
」
会長 「たくさんのお客様を長年見ていると、新築当初、素敵で最新のキッチンでもね、まぁ10~20年くらい経つと、新しく交換したくなるんだよ。お風呂は20年くらいかなぁ。」
確かに20年も使えば変えたくもなりますよね…うちの母もキッチンを変えたいって言ってたなぁ
頭の中で計算しました
会長の経験からすると、キッチンに100万円かけた場合も、3倍の300万円かけた場合も、リフォームしたい時期が大きく変わらないらしい
ということは
お金をかけた分、寿命がすごーーーく延びるってわけではないんですね
(すみません、文系なのでざっくりとした説明です)
つまり…
新築で高級なキッチンを採用しても、10~20年後に新しい設備を見て、「やっぱり新しいキッチンいいな♡リフォームしましょう」となるわけです
お風呂も同様に
設備は豪華さに関係なく、一定の期間が経過すれば交換したくなるんだということが、会長のお話で知ることができました
だとすると…
料理の腕前が超普通で、とくにキッチンを重視していない私の場合、お金をかけず、センスを生かして見栄えよくするというのが、最も費用対効果が高いはず
(センスがあるかどうかは不明ですが…)
※料理が趣味の方や、料理研究家のようなお仕事をしている方はこの限りではありません。
そこで、標準仕様のキッチンに、造作壁(プラス3万円といわれましたが、他で相殺しました)を採用
↓↓↓
15~20年もしたら、古くなるであろう我が家のキッチン
その時は、新しいキッチンを入れようと思います
(毎月少しづつリフォーム費用を積み立て中)
これからマイホームを建てる皆さん
「住宅のアクセサリー」にばかり、予算をかけていませんか?
①の構造部をしっかり造ってから、残った予算で「アクセサリー」を選んでみると失敗がありません
皆さんのセンスや、プロの知恵を借りて、素敵なキッチンが作れるのではないでしょうか
キッチンやお風呂を選ぶときには、お金のかけどころを上手に見分けてくださいね
将来のあなたが「新しいキッチンいいなぁ♡リフォームしよう!」と言ったときに、「そのキッチン新築の時にウン百万したよね!一生ものでしょう。リフォームだなんてダメ」とご家族にあしらわれないように、新築ハイにならないように気をつけましょう
10~20年後のリフォームを見越して「住宅のアクセサリー」を選びましょう
皆さんが限りある予算を有効に使えますように
最後までお読みいただき、ありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします
良いお年を…
(おしまい)