
昔、短期間だけど一緒に働いてた同僚♀が
某・海岸に毎夜、UFOが出る

と言う情報を、何処からかキャッチして来た
皆で見に行こう

もう一人の同僚♂の車

さっそく、その海岸へ



砂浜の海岸に着くと
やはり、何処からか噂を聞き付けてきたらしい若者が数人
皆、アホの様に空を見上げていた


さっそく、ワタシや同僚達もアホの仲間入りして
ポカーンと口を明けて、夜空を見上げる


しばらく、星も無い曇った夜空を見上げていると
白くボンヤリした野球ボール




『あ




『あ


『わぁ~




しばしの間、アホ面で空を凝視する

確かに、近づいたり、遠ざかったりを繰り返す
謎の白い光が空にあった


その内、その単純な動きの謎の光を見つめるのも飽きて
自販機のジュースを買い
堤防に腰掛けて、夜の海を眺めながら飲んで
いろんな話をしたり
ただの夜の楽しいドライヴ

『


『でも、UFOかな


『UFOなら、地上に近づいたり、遠ざかったりしてるだけで、なんか意味あんのかな

上を


『…あのUFO、地上に降りてきそうも無いし、もう首も疲れたから帰ろう

『そーだね、UFOじゃなく、ただの夜間飛行の飛行機か何かの光かもね…』
『そう簡単に、こんな何もない田舎の海岸にUFOも来ないんじゃない


『あははは

そんな笑い話で、UFO見学ドライブ


でも、ホント、あの時
確かに近づいたり、遠ざかったりする光

あれが、UFOだったのか、どーかは別にして
あの時、何処からかUFOの噂を聞き付けて来て
ワタシと、同僚♂を、UFOドライヴ


彼女が、数年後、自殺してしまったと知った時
ワタシは、信じられなくて
彼女は、あの時のUFOの宇宙人が迎えに来て
どこかの星に行っただけなんじゃないかなぁ
と、思えてきた
だから、ちょっと、UFOを、信じてるワタシです

