総合外来をやっているとこんな👇患者さんがよくいます。
 

僕が医学的なことを話してもあまり聞きたがらないで、ともかくご自身のお話をされる。

 
そして、「検査しましょうか?」と聞くと
「先生に話聞いてもらったから、検査はいいや。次まで様子見ます」
という方。
 
もしかしたら、わざわざ病院に来なくても、
LINEやZoom、又は電話で僕と話ができたら、それでよかったのかもしれない。
 
そんな風に思う事がよくあるんです。
 
遠くから公共機関を乗り継いで来てくれた高齢の患者さんなど、自宅でそれが出来るようになれば良いんじゃないかなあ。
 
もうそろそろ高齢者にもスマホが普及してきているから、スマホで受信出来ると、リアルな診察の必要性に関してもトリアージできる。
 
一緒に来た娘さんは、スマホ見ながら待合室で待っているし・・自宅で娘さんにやってもらえば、みんなの時間の節約になる。
 
例えば下痢したとしましょう
まずスマホ受信
僕は問診で危険な下痢かどうかの判断をして、危険そうならリアルな受診をお勧めして、そうで無ければ処方箋を切ってデジタルで送付、患者さんは近所で薬をもらう。
 
血圧だけでで毎回くる患者さんは、3回に2回はオンラインで血圧経過を聞けばほぼ判断は可能な訳です。
 
こんな診療が普通にできたら、みんなのためになりそうだ。患者さんの時間の節約にもなる。
 
特に今は、
オンライン診察ならコロナで待合室の密を減らせるし、患者同士の感染リスクも軽減できる。
 
話を聞くだけで元気になる方も同じ。
オンラインで話をして
必要に応じて来て貰えば、
毎回病院まで脚を運ばなくていい。
 
もちろん、
検査や理学的な診察が必要な方はオンライン受診だけでは危険!なので、リアルに受信を勧めればいいわけです。
 
すなわちオンラインでトリアージするのです。
 
10年前からこの構想を持っていましたが
 
ついに
 
コロナの特例で、一時的にオンライン受信が許可されたのです!
 
そこで、当診察室では再診患者さんに電話受診などを一人一人案内しました。
 
が・・・
 
利用者は少ない。
 
現状では、
“医者に会って対面診察希望”が9割
逆にそれを希望しない1割は、
”オンライン受診はいいから薬だけが欲しい“
この二極化でした。
 
もしかしたら、
まだ患者さんにニーズが無い?
又は、まだ患者さん側にオンライン受信に対する違和感が強いのかもしれません。
 
僕らはサービス業と見れば、患者さんの求める医療を提供する事が喜ばれるわけです。そういう意味では、デジタル受信のニーズは僕の診察室の周囲ではまだ広がっていないみたいです。
 
今日来た70歳の方は、他の先生の悪口を僕に話すんです。その内容は
「あの医者は心臓が専門だというのに、俺の胸の音も聞かないで薬を出すんだよ。ひどいもんだ」
 
やはり聴診や触診が無い診察は、
たとえ医学的にそれで良い病態でも、患者サービスとしては落ちるのかもしれません。
 
以前からこの手の愚痴はよく聞きます。
 
だから僕は必ず聴診をして、顔をみながら話をしています。
 
でもきっとオンライン診療の潜在的なニーズはあるはずなので、この提供は続けたいと思うのです。
 
オンライン受信の注意点
 
ただ僕の思うオンライン受信は、必ずリアル受診でバックアップをする事が前提です。
 
だって、オンラインでは充分な情報なく便宜を図って処方するわけです。ですからミスジャッジのリスクは上がります。
 
もし容態が改善しない時に、連絡が取れなかったり他の医者へ受診を促すとしたら、程のいい詐欺かぼったくりだと思うからです。
少なくとも無責任医者と言わざるを得ないでしょう。
 
ですから、オンラインしかやらないという医者にはそのスタンスに疑問を持ちますし、家族友人にはお勧めしません。
 
また、逆に患者さんが生活地域から遠い病院にオンライン受信したとしても、こちらの理由で受診できませんよね。
 
ですから、もし皆さんがオンラインで受けるなら、いざという時に受診出来る場所にある病院のオンライン受信にした方が良いというのが私の考えです。