COVIT19 そりゃあ怖い病気ですよ。

 

こんにちわ。アブ先生の元気が出る診察室です。

 

僕の病院でも自然に来た患者さんの中で

数十人検査して5人だけがコロナ陽性でした。

でも、

そのうち2人が亡くなってしまったのです。

 

個人情報なので細かいことは言えませんが、

悪くなる時は急激です。

 

その方は前から喘息があるし、ただの風邪かな?

と思っていたそうです。

1日で急激に悪化して救急車で来院、

来院時は両側肺炎で酸素濃度低下し呼吸困難。

ドタバタの中で指定病院搬入しましたが5日以内に亡くなりました。

 

医者や看護師でも、

よく知っている患者さんが亡くなるというのは、

家族や親戚と同じなので、病院中に衝撃が走りました。

 

でも、その診療プロセスで

 

医療者には誰にも感染していません。

なぜでしょう?

 

それは、担当者がみんな個人防御をしていたからです。

ちなみに、

車で同伴来院した家族は全員感染してしまいました。

 

このように、

かなりハイリスクの状況であっても、

感染予防をしていれば感染リスクは下がります。

それをこのブログを読んだみなさんに知っていて欲しい。

 

ちなみに、これって経験談です。

 

こういった経験談は医学的にはエビデンスがありません。

エビデンスには統計学的な解析が必要だからです。

だから、医学会ではこの手の話は出しません。

 

ただ、みなさん一人ひとりにとって

自分が感染するかどうかは統計ではない

毎日の日常生活の一つです。

 

トイレで大きいのをした時に手を洗いますよねっ!

 

駅にゲロが吐かれていたら、

踏まないように気をつけますよねっ!

 

コロナもそれと同じ気持ちで対応しましょうよ。

習慣にすれば良いのです。

 

自分の防御がうまくいって、

誰も感染しなければそれで良いじゃないですか。

 

ただ、どんなに感染者数が減っても、

あなたの大切な人が感染して重症化すれば重大事なのです。

だから、習慣にして予防しましょう!

 

それをわかって欲しくて書いています。

 

最近は感染者数が減ってきたこともあって、

 

世間が騒ぎ過ぎだの、コロナは怖くないだの、

中には俺は初めから大したことないと思っていた・・

など、

 

いかにも客観的な(実は感情的な)評価を

上から目線で発言する素人がいますよね。

 

しかし、

 

もしそれを聞いた誰かが、

意味を取り違えて感染対策しなければ、

上の人のように亡くなる人だって出てしまうわけなんだから・・・。

無責任に安心感情を誘導するようなことを言うなっ!

て感じです。

 

たとえば病気の頻度が

100人に一人

1000人に一人

いや10000人に一人だって、

感染したら100%自分のこと。

 

病気の死亡率が自殺より低いとか・・

インフルエンザの方が死んでいるとか・・

他の病気との比較は、個人の予防には意味がないんです。

 

たとえば、癌の治療を考えてください。

自殺者とどっちが多いとか比較する意味もないのはわかりますよね。

 

特にコロナなど流行性疾患の場合は、

伝え方を誤ると、間違った安心感を与えて犠牲者が出かねないのです。

 

僕が言いたいのは

 

発生数で一喜一憂する行為自体になんの意味もない、インフルエンザや他の疾患と比較して勝手に楽観視するのも危険

ということです。

 

だから、

一人ひとりが感染防御を使い分けることで、

過剰な恐怖心を取り除いてほしい。

 

その上で、

うまく社会生活を送って経済を動かそう!ということなのです。

 

じゃあ、

生活をしながらどうやって感染予防をしていくのでしょう?

 

以下に気がついたことを綴ってみます。

関心のある方はお読みください。

 

まず僕の例をお話しします。

 

僕たちは

本当にコロナウィルス感染の患者さんに接する時は、

N95マスクにゴーグル、フェイスシールドに長袖ガウンに手ぶくろ・・脱着だって二人で行い

徹底的に防備します。

 

その格好は、まるで出来の悪い安物の宇宙服のようですよ(笑)。

ちなみに、いま建造中の感冒症状診察室では、

間にアクリルの透明な壁まであります。

 

なぜそんな格好するって、

それは感染リスクが高い環境だからです。

 

すなわち、

感染者かもしれない目の前の咳き込んでいる方の近くで医療をしなければいけない環境ということです。

 

でも、逆にここまでやれば感染は拡大しない。

 

では、

病院内でいつもそのような感染防御をするかといえば、

そうではありません。

 

普通の診療では上のような防護はやりません。

 

一般の患者さんと接する時は通常のマスク(+ゴーグル)だけ。あと話す時は距離を1メートル離しています。

 

この1mは、もし僕があとでコロナを発症したときに

患者さんが濃厚接触者にならないようにという思いからです

 

さて、仕事が終わりました。

 

病院を離れて電車で家に帰る時は、

妻がハンカチで作ってくれたマスクだけです。

 

これ結構、みんな褒めてくれるんですヨ。

それを伝えると妻も喜んで作ってくれて、

今はずいぶんたくさんになりました。

希釈次亜塩素酸で洗って繰り返し使っています。

 

こんな手作りマスクで大丈夫なのかって?

 

通常のマスクの意味は飛沫が飛ばなければ良いのです。

あとは環境選択で感染を防ぐのです。

 

私を例に取れば

この日に使用した防御は3パターンでした。

 

感染リスクが高かった時のマスク+ゴーグル+ガウン+手袋

一般診療のマスク+フェイスシールド

帰宅時のハンカチマスク

 

なぜ使い分けるかと言うと、

仕事上、リスク環境を選べないからです。

 

でも、一般の皆さんは、環境を選べます。

通常マスクと手洗いしつつ、問題のない環境を選んで(作って)生活すれば良いのです。

 

マスクをしないで大声で話している人には近づかない

 

環境選択とは

不特定多数の人と濃厚接触にならないような生活を身につけることです。

 

濃厚接触の定義知っていますか?

代表的なのは

1メートル以内で15分以上、マスクをしないで接触した場合です。

(コロナウィルスに対する最新情報は日本感染症学会ホームペジなどご参照ください)

 

この意味って、わかります?

向かい合って一緒に食事したら危険だってことですよ。

だって、食事の時はマスク取りますから・・・

 

逆に、一人で散歩したり、車を運転したりするのにマスクをする感染予防的意味はないですね。

どこにいてもフェイスシールドをつけている人がいますが、同様にその必要はありません。

 

でも、世の中にはいろいろな方がいますね〜。

昨日入院した58歳の方は、

俺はマスクなんてつけない、コロナなんて風邪だってネットに書いてあったぜ。おまえらいちいちうるせーんだよ!

と若い看護師に怒鳴りまくっていました。

 

こういう人がコロナだと周りの人にうつします。

若い看護師さんヤバかったです。

 

どなたでも

大声で唾を飛ばしながら喋っている人は避けましょう

 

室内で大声で怒鳴ったり、くしゃみをしたりすると、飛沫と共にエアゾルが発生することがあります。

 

エアゾルは空中をしばらく漂って、通常のマスクでは防御できないのです。

 

ただ、エアゾルは換気で吹き飛んでしまいますから、

そんな時はすぐに窓を開けましょう!

 

もう少し具体例を考えましょう

 

たとえば自分のおじいちゃんやおばあちゃんに会う時は、

向かい合って食事をしないこと。

帰省するときにはおじいちゃんにはマスクとフェイスガードをプレゼントするのも良いかもしれません。

懐かしいお話をする時は、窓を開けましょう。

 

逆に青年のお孫さんが都会から遊びに来る時は、

『おれは良いフェイスガード持っているから1週間熱が出ていなければ安心して来い。そのかわり、風呂は最後に入って、お前が洗うんだぞ。』

と言ってやってください。

 

小さなお孫さんたちがたくさんやってきたら、窓を開けて換気をしながら、通常のマスクで対応しましょう。

でも可愛い赤ちゃんの抱っこや、一緒の布団で寝たり・・

は体液接触を回避できないので、しばらく我慢ですね。

 

先にご飯を済ませて、みんなが食べているときにはマスクをして見守っているのも良いかもしれませんね。

 

飛沫対はマスクで、

エアゾール対策は換気と環境選択で、

そして、

体液の接触は手洗いや消毒で・・・

 

この3つををみんなが理解すれば、

過剰に怖がる必要はないのです。

 

一般のレストランの座り方だって、

他人とは向かい合わないで1メートル離れれば良いわけです。どんどん利用しましょう!

 

並んで食べるのも、同じ風景が見えて良いものです。

 

そうは言っても、

大声で騒いでいるグループはエアゾルを発生の可能性があるので離れましょう。

 

一般生活では密集場所を避けるのは大切ですね!

密集場所って何かって

換気の悪い空間に、人が1メートル未満で近接した状態で在ザルを得ない場所です。

 

接待クラブとかがやり玉に上がっているけれど、

職業の問題ではないよね。

要は密集環境で、話でもすればリスクが急上昇するわけ。

 

7月に娘にバイトの相談をされました。

それは狭くて小さなパン屋さん。

 

覗いてみると

ドアは閉め換気も悪く、狭い中で客が密集しています。

レジにもシールドがなく、授業員は軽いマスクだけ・・・

 

父親としては許可しませんでした。

 

さて

ここまで書いて今更ですが、

マスクってなんのためにしていますか?

 

まさかウィルスを通さないためとか言いませんよね。

ウィルスを通さないのはN95だけです。

 

普通のマスクの意味は、飛沫を飛ばさない・・つまりツバを遠くに飛ばないようにするだけの意味ですよ。

前に言ったようにエアゾルには無効なのです。

 

この意味ってなんだと思います?

そう、

実質的に人との距離をとった効果と同じなんです。

 

だから、もし密集場所に入ってしまっても、

みんながマスクをつけて、黙って早めに退散すれば

密集していなかったことに近いので、

リスクは大幅に減るんです。

 

でも、一人でもそれを守らなければ、

その人のウィルスを共有する可能性が上昇してしまう。

 

もし狭い空間で

コロナ感染者が大声で喋りまくったり、

くしゃみや咳をした場合には、

 

N95マスクとゴーグルをしていない限り濃厚接触を回避できないことは知っていてください

 

そいう意味で、

皆さんの環境を考えてみましょうよ

 

高層マンションにお住まいの方どうですか?

時間によってはエレベーターは超密ですね。

でも普通はエレベーターで話はしませんよね。

そして、みんなマスクしていますよね。

さらに15分以上は乗りませんよね。

だから普通は大丈夫なんです。

 

でも見知らぬ他人が大声で話していたら、

そのエレベーターは乗るのをやめるかすぐに降りましょう。

 

あなたが、仲の良いご近所さんとばったり会っても、

エレベーターの中で世間話はやめましょう。

 

マンションの理事会から、

マスクをしないとエレベーターに乗れず、エレベーターの中では会話や咳は控えていただくように徹底してもらうのも効果的ですね。

 

ただ、エレベーターに関してはスイッチなど接触部は要注意です。

これは体液からの感染ですから、手洗いや手指消毒で防げます。

 

世の中には、人前でわざと咳をする人もいるらしいですね

幸いにも、僕はまだお会いしていませんが・・。

 

そんな時は、文句を言うのではなくて自分から離れるのがリスク回避ですよ。

注意したつもりで、言い合いにでもなったら、お互いに飛沫飛ばしあってさらにリスク上がるし・・(笑)

 

そういえば、

マスクしたままランニングする方いらっしゃいますね。

体には良くないですね〜特に夏は・・・。

誰もいなければマスクなんてする必要ないのです。

 

一方で

マスクをしないランナーも増えました

一人で走る分は良いですが

通行人にすれ違うときに息を吹きかけないようにエチケットは守ってほしいなあ。

 

僕の住んでいる近くの公園周囲

ランニングのメッカで本格的に少人数でタイム見ながら走っているチームがいます。

 

タイムを気にしながら、かなり大きい息で、普通に歩いている人をかき分けつつ、荒い呼吸で汗を飛ばしながら、すごい速度で走っていきます。

 

もちろん?マスクはしていません。

 

こう言う場合には、一般通行人への配慮をして欲しいと思いますね。

だって、こちらが環境を変えようにも早すぎて逃げられませんから

 

まあ、感染リスクはそれほど上がらないと思いますので、エチケットです!

人前でオナラをしないのと同じですよ(笑)

 

一方、

室内で騒ぐとエアゾルが出て空中に漂うから、ディスタンスや一般マスクの効果が薄れてしまいます。

 

こちらは本当に感染リスクが高い。

大声で騒いだり、歌を歌ったりすればリスクは広がります。カラオケ店でのクラスターは超有名ですね。

 

カラオケに行ってもマスクをしていれば大丈夫・・

ではありません。

 

もう、わかりますね!

マスクはエアゾル対策にはならないのです。

 

ちょっと、愚痴を言わせてください。

僕は、自分の時間としてグリーン車を使うんです。

電車の中でパソコンを打ったり音楽を聴いたりは貴重な時間です。

 

でも、夕方に時々困っています。

 

仕事帰りのスーツの4、5人のおじさん集団。

楽しそうにガヤガヤ乗ってきて、

隣の椅子を向かい合わせてネクタイ外しながら、パシューっとビールで乾杯。

 

最高の気持ちなのは僕もおじさんなのでわかります。

一緒にカンパーイってやりたいくらいです。

 

しかしJRも何を考えているのだか、

追加のビールやおつまみを売りに来て、もはや居酒屋以上の騒ぎよう。大声でわいわいゴルフの話で盛り上がっています。

 

でも、

実はグリーンは窓も開けられず、決して換気は良くないのです。

 

これ以上の説明は入りませんね。

 

環境に応じた感染防御か、環境を変えるしかないのです。

僕は車両を乗り換えました。

 

以上、徒然なるままに書きました。

最後までお付き合い感謝いたします。

 

そのほか、みなさんんもいろいろな環境でお過ごしと思います。

でも基本を押さえて安全に行動してください!

 

リスクに応じた感染防御の使い分けができれば、

感染リスクを抑えて経済活動ができます。

でも、何もかも普通にしてしまえば危険ですから、

楽観視は禁物です。

 

繰り返しになりますが、

個人に大切なのはマスク、環境の選択、手指の消毒です

 

そして、

見方を変えれば

安全な環境を提供すれば人は集まることができるのです。

そういう立場の方には、安全にみんなが楽しめる場所の提供ビジネスをお願いします。

 

ただ、それができてない人や店、

中には介護施設とか見かけるんですよね・・・。

 

他人事ながらほんの少しだけ心配しています。

 

オーナーの考え一つで従業員や利用者や客を守れるかどうか、有事にも事業を継続できるかどうかが決まってしまいます。

 

特に、介護施設は高齢者対象ですから、

本当は病院以上に感染対策を徹底して欲しいものです・・・

 

 

まとめ

 

陽性化率は下がってきているが、重症化して死亡する人がいるのは事実。

甘く見ないで正しく予防しよう。

コロナの防御はリスクに応じて使い分けよう

外に出たら安全な環境を選ぼう

発生者数とあなたのコロナ予防対策に関連はない

連続7日間発熱や症状がないことが他人に接する条件

マスクで飛沫防御、換気と環境選択でエアゾル対策

マスクを外して大声で話す他人に近づかない

エレベータはマスク+無口+手洗いで安全確保

過剰な恐怖は禁物、でも楽観視は危険。

上手に予防しながら、みんなで日本を元気にしよう!