先日の鳥類センターの続きです。
鳥類センターにはモモちゃんというオスのペリカンがいました。
いたずらそうな生き生きとした赤い目が印象的で、
ネット越しにちょっかいをだしてきたり人に慣れている子でした。
餌の時間になると岩の上に登り、飼育員さんの投げる魚を
くちばしでキャッチする芸を見せてくれることも！
今回もモモちゃんに会うのを楽しみにしていました。
ところが水鳥を集めたドームに行ってもモモちゃんがいません。
モモちゃんを紹介するポスターも無くなってました。
病気？それとも、もしかして・・・不安がよぎりましたが
ペリカンの看板はありましたので、たまたま違うところにいるのかな？
古くなった紹介のポスターも新しくするのかな？と思い
水鳥コーナーを後にしたのでした。
一通り園内を周り、再び水鳥ドームを通りかかったとき、中にペリカンの姿が！！
私は思わず、『モモちゃんが戻ってきてる！』と叫びました。
すると、通りかかった飼育員さんがビクッ
と驚いた表情でこっち見ました。
私は嬉しくて、すぐ水鳥ドームへ行きモモちゃんを見にいきました。
ですが、違う・・・
なんだか体が小さいし、うずくまって目を伏せていて、
あのモモちゃんの人間を見る生き生きとした目つきではありません。
そこで、さっきすれ違った飼育員さんを見つけて聞いてみました。
「あのペリカンはモモちゃんですか？」
『いいえ、違います。』
「やっぱり・・・モモちゃんはどうしたんですか？」
『モモは・・・。』
飼育員さんは少し黙り込んで
『・・・死にました。』
どうやら半年以上前に、急に具合が悪くなり亡くなったとのこと。
鳥類センターには獣医がおらず、応急処置しかできなかったそうです。
原因は分からず、ここに来て10年以上になるので老衰かもしれないとのことでした。
『モモは人によく慣れていたから・・・今の子は人を怖がっていて。』
私が「餌キャッチのショーとか可愛かったですよね。」と言うと、
『ショーというほどのものでないけど、自分が勝手にやってただけで・・・』
飼育員のおじさんは寂しそうに言いました・・・
そうそう、餌キャッチ時の事件で
モモちゃんがますます大好きになった思い出の事件があるのです
次回は、モモちゃんの思い出、“激写！
モモちゃん脱走未遂事件！”
について書きたいと思います。
脱走未遂現場を激写！次回もお付き合いください。
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