【 評価 /満5点 】
☆☆☆☆☆ 4.5点
▼作品紹介
”半地下”の家に住む全員失業中の貧しいキム一家が、富裕層の一家と出会う事で悲劇を引き起こすブラック・コメディ映画
韓国映画初のパルム・ドール受賞作品
【 一言感想 】
上質なブラックエンターテイメント

【 GOOD&BAD 】

- シンプルにおもしろかった!
- ちゃんと笑えるブラックコメディ
- 愉快痛快!転落のテンポも素晴らしい
- でも、ラストの社長の行動に納得がいかない
【 総評 /満5点 】
①脚本 ☆☆☆☆ 3.5点
ラスト、社長を殺す理由付けが
- パク社長一家に寄生する半地下家族は自分たちだけじゃないと知る
- 邪魔なので家政婦夫婦を抹殺してしまう
- その後、同じ穴の狢であった夫婦に同情し罪悪感に苛まれる
- 父は社長が本当は自分たち貧困層を見下す差別的な人間だと判断する
- 倒れる使用人(キム一家)より気絶した我が子のことしか考えない社長を刺し殺す
- 衝動的に社長を殺したがどこにも逃げ場はないと悟り、社長宅の地下へ出戻る
- 自分の居場所は地下であると、抗えない宿命を受け入れる
▼結末への分岐点は…
4番の下線部、社長は果たして差別的であったかどうか?が命運を分けたかと思います
私個人としては、鼻をつまみたくもなるでしょうよと思っちゃったなぁ
実際、大雨の日に浸水でトイレから汚水が吹き漏れる家に住んでいるんだからww
物理的に臭い理由があるじゃないですか
なので社長のリアクションは正しいんですよね
※殺人鬼と化した家政婦の夫は風呂に簡単に入れる生活じゃないし
画像の社長の様子が差別の比喩であることは分かってるんですけどね
▼社長が差別的で非人徳者に描かれたラストですが…
社長の幼い息子も倒れてしまった…
気絶しただけだけど、いわば被害者だし包丁振り回す殺人鬼から守らなきゃでしょ?
使用人が被害にあっているのを目の当たりにしていても、殺人鬼から
我が子の安全第一を優先する父親を責められないなぁ
パーティー会場はパニックですよ
殺人鬼が討伐されてもみんな逃げるのに必死です
犯人の死体を粗雑に扱うのも、差別的になるのも許したくなっちゃうなぁ
だって相手は殺人鬼、外道なんだもん笑
▼だから社長に罪は無いんですよ
でも父は自分たち(半地下人間)の宿命を呪って社長を刺し殺します
まぁ完全に逆恨みなんですけど、本作はブラックコメディですから許されますよね
しかし…
父の心理描写を鑑みると勧善懲悪、正義の感情が入っているように思います
証拠にラスト数分間、社長は突然差別的なふるまいをする人物像になっています
つまり!
最後まで父には金持ちに寄生するクズでいて欲しかった!
パク社長の殺害を正当化させるために悪い人物像を急遽膨らませて、
父親(キム)を貧困層のヒーローとして担ぎあげるまでをラスト数分間で行ってしまったこのシナリオでは、父親の正義感に疑念を抱いてしまう…
ラストだけが気に入らない作品。
社長を殺害するのも結局、自分の利害関係のためであって欲しかった
まるで貧乏人は誰かを踏み台にしなければ運命に勝てないとでも言うような胸糞悪い展開でもいいから、下手に良心を振りかざさないで欲しかったなぁ
②演出 ☆☆☆☆☆ 4.5点
結論:妹が一番クソだったww
殺されても文句言えない憎たらしさww
④展開 ☆☆☆☆☆ 4.5点
とまぁ、ラストのシナリオ以外は全てほぼ満点レベルの仕上がり、素晴らしい!
ただ登場人物全員アホかクズなのでスカっとはしないね笑
【 メッセージ性 】
身の丈に合った生活をしないとね
くらいの軽いものかと思いましたねぇ
韓国の社会背景や社会問題の投影が本作にどの程度されているかはよく分からなくても本作はブラックコメディ・エンターテイメントです
個人的には奥行きはあるけどエンタメ作品という位置づけですね
後にも先にももう一度見ようと思わないかな
なんというか、秀作であっても名作ではない
って感じかな。
【 予告編 】
▼2019年 132分
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/イ・ソンギュン
レビューは以上^^
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最近は韓国作品もちょくちょく観てて猛烈に
チゲが食べたい…辛いもの大好きなんだよな
辛ラーメン食べようか笑
bye-☆



