【評価】羊たちの沈黙

☆☆☆☆ 4.5点

▼あらすじ

連続殺人事犯を追う女性FBI訓練生・クラリスと

猟奇的殺人犯の元精神科医、ハンニバル・レクター博士との

奇妙な交流を描くサイコ・サスペンス映画

 

▼1991年 118分 

原作:トマス・ハリス

監督:ジョナサン・デミ

脚本:テッド・タリー

出演:ジョディ・フォスター/アンソニー・ホプキンス

┗アカデミー賞5部門受賞

 

 

 

【一言感想】

史上最高の悪役サイコ降臨

なんといってもレクター博士の存在感

 

重要なのは”史上最強”ではなく

”史上最高”だということです

 

 

 

【GOOD】

  1. サイコクライム映画としての斬新性
  2. 知性と本能に訴えかけるメッセージ性の高さ
  3. 圧巻の演技を魅せた役者陣

 

 

【総評】

①脚本  ☆☆☆☆    4点

”蛇の道は蛇”という

  シンプルな設定で登場する怪物オロチ

  無駄が無くていい!

 

②演出  ☆☆☆☆☆  5点

ラスト暗闇の中で犯人を仕留めるシーンは

 シンプルながらにものすごい緊張感がありますよね

  クラリス息荒すぎ案件ですww

 

③キャラ ☆☆☆☆☆  5点

レクター博士はもう、割愛してもいいですよね笑

  バッファロー・ビルの半生に悲劇を感じさせる点が

  憎いキャラ設定だなぁ~と感じます

 

④展開  ☆☆☆☆ 4.5点

┗本物の怪物を野放しにしてしまうわけですよ

 このサスペンスとして最後まで安心できない感!

 

 

 

 

【感想】

見る人によって受け取るメッセージが違う

それほど奥深い作品かと思います

今もたくさんの考察や解説が語り継がれる名作ですが、

 

そんな深読みしなくても^^;

というのが個人的な意見です笑

ちなみに私はこの作品をちゃんと観たのは今回が初めてです

いつも片手間に観てしまってところどころにしか記憶になかった…

 

 

 

シンプルなメッセージかと私は思っています

私はこの作品を観た後、この2つのテーマを感じました

  • 弱肉強食

若く美しい主人公クラリスを”捕食対象”として

見つめる男たちが度々映りますよね

 

それを連想させる羊のエピソード

逃げれるはずの羊が逃げないんですよね

だってそういう運命だとわかっているから

 

これは男性と女性の社会的パワーバランスにおけるヒエラルキーの暗喩です

 

その最たるものはクロフォードとレクター博士のコントラストではないでしょうか

ちなみにこの2人、どっちも怪物です

クロフォードはクラリスを性的視点で見ています

 

つまり、レクター博士はヤベー奴なのに

クラリスには作中で誰よりも誠実です

猟奇殺人犯だけどクラリスにとって唯一の紳士

 

クロフォードは

社会的に紳士にふるまっているけど中身は狼な上司

 

どちらからみてもクラリスは捕食対象なんですね

人を殺さずにはいられないレクター博士と

若い女性部下に男を出してしまうクロフォード

どちらも”理屈じゃない”ですよね

 

そういう”さが”なんです

彼等はクラリスにとって捕食者なわけですよ

逃げなかった羊というのは2人から見たクラリスなんですね

 

男性社会で生きるクラリスは

常にこのヒエラルキーの不条理を感じているんですね

 

 

 

▼そして2つめは

  • ”深淵を覗くとき深淵もまた、こちらを覗いているのだ”

ニーチェの言葉で有名ですが読んで字の如し

ヤベー奴を追う奴は結局ヤベーよってね笑

 

クラリスと博士の間に奇妙な信頼が生まれるのはこういうことかもしれませんね

他にもクロフォードと博士の関係なんかもそうかと思います

 

 

つーか…

キモいおっさんに目ぇつけられた

美少女の話だと言って過言はない

 

 

 

▼個人的に、実はシナリオ自体は

ほぼB級だと思っています

 

 

というか凄く簡単なつくりなんですよね

  • 起 若い女性を狙った惨殺な連続殺人が起きる
  • 承 犯人を追うため訓練生クラリスが服役囚人に捜査協力を依頼する
  • 転 博士は脱獄しクラリスは単独で犯人と対峙
  • 結 犯人を仕留めたクラリスが事件を解決する

しかし、それでいて今見ても色あせない魅力は

人間の闇の本質、トラウマの存在を

描き切っているからではないでしょうか

 

惨殺な犯行内容ではないんですよね

人間の狂気こそが本作の敵なんですよ

 

まぁ、敵って言っても

彼らは殺さずにはいられないだけなんだけどね

私たち人間が羊を食べるのと同じです

 

そういう人間の内面、見えない敵を作り上げるディテールこそ

知性を刺激する最高の材料なのではないでしょうか

 

良い題材に余計なドラマは不要!

という好例かと思います

 

 

ハンニバル・レクターという男

 

説明不要でいて解説もできない男!

個人的にはこれにつきますね~

 

バットマンのジョーカーも映画史上殿堂入りの悪役ですが

彼が最強・最凶ではなく最高の悪役たるゆえんは

 

クラリスに誠実なこと

 

う~んもっというと

敬意をはらっていること

とも言えますよね

 

そして

”絶対に食えない男”

これほどまでに理性的な知能犯はいません

凶悪な暴力性を秘めているのに感じさせない

 

しかも精神科医ってタチわるすぎじゃん?笑

 

 

 

▼不屈の名作の名セリフいっときますか?

国税調査員がレクター博士を調べに

訪問したことをクラリスに語るシーン

レクター

そいつの肝臓を食ってやったよ

ワインのつまみと一緒にな

 

ひゅ~うwwww

私も今度これ使お♪

 

 

 

観るたびに発見がある名作

しかし、深読みせず感じたままに余韻に浸りたいです^^

 

 

 

 

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おお~

記事書くのに時間かかる…

 

もうちょっと簡潔にかきたいんですが

自分のための備忘録でもあるので…

 

感情って鮮度があるじゃないですか?

余韻が残ってるうちにかいておこうとすると

まとまり悪くなるんですよねwwww

 

 

ま いっか^^笑

マイペースにいきましょう☆

 

bye!