「この子、話が下手なんです。この子が言いたいことは
こうこう・・・こういうことなんです。」と
親が全部しゃべる。
子供は、
その子のペースで
今まさに 浮かんできた考えや気持ちを
言葉にしようとしていたのに
親が、
先に、まとめて話してしまう。
親は、「この子が言いたいことは、こうこう、こういうことで・・・」と言っているけれど
それが本当かどうか
子供本人に聞いてみないとわからない。
「この子は、話が下手なんです」という言葉を
子供はしっかり聞いている。
そして
「自分は、話がへたなんだ・・・」と思う。
いろいろな場面で
親が繰り返し同じことを言い、
子供の心に
「自分は話がへた」と刷り込まれていく。
その刷り込みは
事実ではなく、ただ親が繰り返し言ってきたことの影響。
私たちが
自分のことを「私、こういう人です」と思いこんでいることの中にも
このような影響での 思い込みは多い。
もし、
『自分にとってマイナスだなぁ~』と感じる思い込みを持っていたら
その思い込みは
『事実?本当??』と 自分に問いかけてみる。
いつもそうなのか?
100パーセントそうなのか?
1パーセントでも
そうでないときはどんなときなのか?
その、1パーセントで
できている時、うまくいったときの自分のほうが
もしかしたら、本当かも?
何が本当か・・・?
そして
「自分はこういう人」と
決めるのは自分だから・・・