今や日本でも『介護』がメディアに盛んに取り上げられるようになりましたが、この映画でまた少し関心が持たれるかもしれませんね。
《解説》(映画.comより)
パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。2011年・第24回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)と最優秀男優賞をダブル受賞した。
主演の二人 フランソワ・クリュゼとオマール・シーの軽妙なやり取りが、何とも小気味良く、痛快でもあり、久々に会場の笑いを何度もさそっていました。
今日はめずらしく南大沢のTOHOシネマズで観てきましたが、公開から2週間にして、シネコンのそこそこ広いスペースで上映しても、未だに満席になる理由が良くわかります。
全く違うバックグラウンドの二人が、それぞれ持ちあわせていないものを素直に(結果的にですが)与え合い、受け入れ合って、『最強の二人』になっていくプロセスが、心地良い。
実際の介護の世界を知る身としては、現実にはこれほどスマートに事は運ばない、と思ってしまう反面、障害者や高齢者の方々に、一人の人間として関わることの大切さを感じました。
これは、お互いに意識を変えなければいけません。
介護する側もされる側も、真正面から、それぞれ尊厳を持った人間同士であることを疎かにしないことが大切です。
介護する側が、される側を『障害者』あるいは『高齢者』という、ある“特定”の人間と関わろうとするかのような姿勢。
そして、介護される側がする側に対して、召使かなにかと勘違いしているかのような、横柄な態度。
どちらも相手に対して失礼です。
認知度を増した今の日本の介護現場にとって、さらに価値あるステージに移行するためには、こうした意識改革が必要だと思います。
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