福祉リーダーの自走する

チーム作りをサポート

メンタルコーチ森ゆきこです。

 

 

 

 「相談できない福祉リーダー」こそ変化変容を遂げるチャンス!

 

 

 

福祉現場でお仕事をされている

施設長、サービス管理責任者、

主任介護士等

役職がついていると、利用者様はもちろんのこと

部下や多職種、沢山の相談を持ちかけられて

いるのではないでしょうか?

 

 

 

毎日毎日、利用者様、スタッフの事など

マニュアルも通用しない様な

個別具体の相談が舞い込み、

頼られたり一緒に考え、解決できると

喜びを感じる事もあるでしょう。

 

 

 

けれども…あなた自身がキャパオーバーに

なり始めると

「あたしが相談したいくらいだわ!」

「私も誰かに頼りたい!助けて欲しい!」

と内心思うけど…

「人には言えない。」

「私は聴くの好きだし。聴いてるだけでいい。」

という人はいませんか?

 

 

 

今回は、そんな

福祉現場のリーダー自身も

心をオープンにして

人に話を聴いてもらったり

悩みを相談してスッキリ!ホッとするのは

もちろんの事、更なる先の未来にむけて

「悩んでいるからこそ、変化変容を遂げるチャンス!」

「新しい価値観、新しい自分に出会って欲しい!」

という私のアツイ想いをお届けします!

 

 

 

 

  リーダー自身が相談する事はチームビルディングの土台になる

 

 

 

リーダー自身が悩みを相談する事でまず

得られるものは

「チームビルディングの土台」です。

 

 

 

私は仕事をする人達のコーチングをしてきて驚くのは

想像以上に上司の様子を伺い、

影響をうけているということです。

「元気そうで自分の意見を伝えられる部下」

に見える人でもです。

 

 

 

例えば

リーダーの心に余裕がなくピリピリして

部下の話をきいていなければ、

「あたしの話、全然きいてくれない!」

と部下もピリピリ、イライラして利用者様に

寄り添えない。







あるいは、

「あの上司、今日めっちゃ機嫌悪い。

こわ~。」

と部下がビクビクし始め過緊張になり

いつもしない様なミスを起こしたりします。

 

 

 

逆にリーダーの心理状態が安定していると

部下もホッとして心にも余裕ができる。

利用者様にも安心感を与える

関わりができます。

こんな風に無意識に心の状態は連鎖します。

 

 



 

だからこそ、良いチームを作って行きたい

福祉リーダーこそ「良い心の状態」を

意識的に作る事が必要なのです。

リーダー自身が話をきいてもらい、

日頃抑えている、イライラ・不安・心配を吐き出したり

新しい人と出会い、新しい考えに触れて

良い心の状態で居て欲しいのです。

 

 

 

 

  人に相談できない人のメンタルブロックは?

 

 

 

けれども私のクライアント様や

福祉関係者の仲間の中には元々

「自分は人に相談しない。できない。」

という方も一定数いらっしゃいます。

そして利用者思い、部下思いの人程

自分の悩みをおいたままに自己犠牲しがち、

という印象があります。

でも私はそんな素敵な福祉リーダーだからこそ

そこのフェーズを乗り越えて欲しい。

 

 

 

「相談できない人」はこんなメンタルブロック

が潜んでいるかもしれません。

 

 

 

自分は心身ともにヘトヘト。

頭痛などの不調もあるにも関わらず

「私さえしっかりしていれば、

我慢していたら大丈夫。」

「みんなも大変なんだから、

私が弱音を、吐くわけにはいかない。」

「自分の相談で相手に時間を取らせるのは

申し訳ない。」

という様に相手を優先して自分は置き去り。

 

 

 

あるいは

「こんなこと相談するなんて情けない。」

「相談する人=弱者」

「こんな事もできていない、なんて思われたくない。」

プライドが邪魔をしていたり。

 

 

 

「別に相談したってどうにもならない。」

「言ったところでわかってもらえない。」

「部下に相談したところで困らせるだけ。」

という周囲に対してのあきらめやきめつけ。

など。

 

 

 

人によって理由は様々ですが

結局は他者を信頼する力が弱い

状態です。

いづれにしろ

「自分はこのチームのリーダーなんだから、

自分が何とかしなければ。」と、

それだけ自分の力で何とかしようと

努力して、気持ちを鼓舞しようと

頑張っているのかもしれません。

それで上手くいく時はそれでいいです。

 

 


けれども、

こんな状態を続けていると、

事故やクレームを招いたり

メンタル不調を起こしたり、

バーンアウトに繋がったり。

これはあなたにとっても

チームメンバーにとっても

組織にとっても何一つ良い事はありません。

 

 

 

八方ふさがりになった時

自分一人で抱え込んでいても答えは出ません。

自分一人の頭の中で考え込んでいても

たかが知れています。

だからもう、

一人で問題を抱え込み、

頑張る必要はありません。

 

 

とにかく

「誰かに話をきいてもらう。」

という事をして下さい。

相手は、あなたが信頼できそうな人。

上司、多職種、友人、家族など身近な人でもいい。

プロカウンセラーやコーチなどを

頼ってもいい。

現場は違っても価値観の合う同業者でもいい。

とにかく自分が本音を吐き出し、

安心したり、心から笑顔になれる人と

コンタクトを取って下さいね。

 

 

 

そして相談した後、

1回の相談で驚く程、楽になったり

思いもよらない解決策を手に入れる場合も

あります。

でもその逆だってありますから、

予め知っておいて欲しい事があります。

相談した相手も人間。

特殊能力をもっているわけではありません。

 

 

 

だからもし解決まで至らなかったとしても

それは当たり前です。

「ほら、やっぱり言ったってしょうがない。

相手を困らせるだけ。自分も辛くなるだけ。」

と完璧主義の思考で早合点してはいけませんよ。

それだけあなたが悩むくらいなので

そう簡単には上手くいかなくて普通だという

心づもりも。

 

 

 

「話したってやっぱり気休め。」

そう思うかもしれません。

でもこの気休めこそが本当に大事なのです。

言葉通り、一旦気を休めて下さいね。

ボチボチいきましょう。

 

 

 

後半に続きます。