こんにちは!
ドラマティック☆コーチング
長瀬尚彦です。
秋口から、ビジネスリーダーたちとの継続セッションをスタートしていたのですが、先月から一人一人、卒業していっています。
いただいたアンケートの中で、「聴く力」の大切さに気づいた方が多くいらっしゃいました。
ビジネスリーダーは、「的確な指示」をしたいという使命感を強く持っています。
だから、状況を聞いただけで判断し、指示を出してしまう。
一見、良いように思えますが、そこには状況を伝えた人の意思はありません。
意思のないところに成果は生まれません。
結果として、同じ状態が続いてしまいます。
聴く力を身につけることで、そのような状態にならず、確実に前に進むことが出来ます。
聴く力は、相手の能力を引き出す力でもあります。
引出すためには、質問する、要約する、洞察するなどの能力も必要です。
聴く力は、総合力。
この力を身につけることは、最強の能力を手に入れることになるのです。
まず、「聴く」ことについて、まとめてみました。
私は毎日コーチングセッションを行いながら、クライアントの話を聴いている、
いわば『人の話を聴く専門家』です。
クライアントの話を聴いていいると、その人が何がしたいかということがわかります。
今どういう状態なのか
これからどうしていきたいのか
いろんなことを把握できるようにできるようになります。
話を聴くと聞くの違いはあります。
「聞く」の意味は「耳に入る」
「聞く」とは、音が耳に入ってくることを表します。「聞」の漢字は「門」と「耳」が組み合わさっており、両開きの扉の中に耳が入った形状です。つまり、音が自然と耳に入ってくることを表します。
「聴く」の意味は「耳を傾ける」
「聴く」は、音や音楽、音が持つ意味を認識しようとして、注意を向けて耳を傾けることをあらわします。「聴」の漢字は耳と階段、まっすぐな心を組み合わせた漢字。階段には「突き出る」という意味が含まれていることから、耳を突き出して心を傾けてよく聞くという意味になります。
私は、「聴く力」を磨くことをおすすめしています。
「聴く力」とは、漢字の作りと同じように、端に話を聞き流すわけではありません。
大事なのが、相手に言ったことをちゃんと受け止めることです。
その人がどういう状態なのかちゃんと受け止める。
どういうことをやりたいのかしっかりと受け止める。
しっかりと受け止めると、いろいろなことを相手から話してくれるようになります。
将来の夢。
悩んでいること。
好きなこと、嫌いなこと、大事にしていること。
自分でも、とても幸せな職業だと思います。
もし、あなたが話したことを、「それは違うんじゃない」と言って、相手が自分の話をし出したらどう思いますか?
いい気持ではないですよね。
その逆で、人は、話を聴いてくれる人に「安心感」を抱きます。
「そうなんだね!」
「それで、それで!」
「うん、うん」
相槌を打ってくれたら、どんどん話したくなりますよね。
うなづいてくれるだけでもうれしいはずです。
話を聴いて、「受け止めてくれる人」なんだと分かると、
前向きな気持ちになって、どんどん話をしてくれます。」
受け止めるためには、
・うなづく。
単にうなづいていると、「聴いてるのかな?」と不安に思うものです。
話に合わせて普通にうなづく、大きくうなずく、小刻みにうなずくを使い分ける。
・相槌を打つ。
なるほど、そうなんですね、さすがです、それでそれで
このような形で、もっと知りたいと言う思いを伝える。
・おうむ返しする。
ご飯を食べてたんだ⇒ご飯を食べていたいんですね。
楽しかったよ。⇒楽しかったんですね。
このように、相手の言葉をくり返す。
感情を表す言葉を相手が言った場合は、必ずおうむ返しをすると良い。
相手の話を受け止めることで、この人はわかってくれると安心することによって、自己肯定感が高まるからです。
そして、話していくうちに、新たな気づきが生まれたりします。
「聴く力」は、単純に話を聞くだけではなくて、相手の能力を引き出す力でもあるのです。
聴くためには、まずは「受け止める」ことをやってみる。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
あなたの夢がかないますように!