人育コンサルタントのてっちゃんです。
今日は、複数のメンバーを持つリーダーが
必ずどこかで、悩む(考える)部分を解消していきます
皆さん、メンバーが普段「どう思って」仕事やプレーに
向かっているか? 心の内を考えてみたことはありますか?
本人に聞くと、会社なら上司からの質問ですから
表面的に回答をする人もいるので、正確な情報を
得られないケースがほとんどですよね。。。
スポーツのチームでも、監督やコーチとは
自分たちよりも目上の存在なので、そう簡単に
本当の気持ちを語ってくれません。
では、このままでは身近なメンバーの本音を
聴けない、知れないままで信頼関係は築けるのでしょうか?
業務報告や連絡、試合結果や練習態度から
勝手に思いこみ、決めつけることになり兼ねませんね
そこで、今日は先入観を持たずに、
ある3つの領域を知ることで、想像できる手法をお伝えしますね
それは、
”Will” ”Can” ”Must” この3つの単語です。
それぞれ説明していきます。
まず、
”Will”=自分がしたいこと
(あくまでも本人の希望であって、できるかは不明)
次に、
”Can”=自分ができること
(自分の経験値が高く、一定の実績を残せたと自信があること)
最後に、
”Must”=今時点で、やらねばならないこと
(仕事なら会社の使命として、担当としてやるしかないこと)
(スポーツなら、この状況で自分が嫌でもやるべきプレー)
さて、この3つを1人ひとりを観察したときに
総合評価(領域の重なりから判定)していきましょう!
メンバーとの面談時に、書いてもらうと色々と
外れの無い推測できるようになりますよ!
今、自分は直接のメンバーを持つ立場から
組織を俯瞰してみる立場に変わっているので、
これをやりたくても多すぎてやれません
例えば、あるメンバーが
”Will”=「海外ビジネスに興味があり海外出向してみたい」
”Can”=「TOEIC820点のスコアがあり日常会話以上できる」
”Must”=「資材の購買として、良いものを安価で買わねばならない」
と書いたとします。 このたった3行でいいんです。
このメンバーは、「海外志向が強く」「海外生活に自信がある」
そして、現担当業務が「国内でなく海外であればポジティブになれる」
「やりたいこと」×「できること」がマッチしているのです。
そうすれば、このメンバーのモチベートと今後のキャリアプランを
方向付けしてあげられますよね!
自然と会話も「メンバーに寄り添う会話」ができるのでは
ないでしょうか? このメンバーの”Will”をツボとして
上手く牽引できそうでしょ
ここで重要な事があります。
この3つの視点(領域)が、
ほとんど重ならない状況だった時です。
例えば、先ほどのメンバーの同僚という設定で
同じ”Must”の場合です。
”Will”=「PC作業や自動化させることに興味がありマクロをもっと勉強したい」
”Can”=「工場の設備メンテナンスに精通している」
”Must”=「資材の購買として、良いものを安価で買わねばならない」
このメンバーの場合は、リーダーはどう判断して
どう牽引していくと良いのでしょうか???
この人は、「やりたいこと」×「できること」がアンマッチです。
「Can(できること)」はその人の自信であり、プライドですが
こういった場合は、”Will”と”Must”を重要視します。
リーダーは、組織としての成果を上げる使命があるためです。
ここがブレて、「Can(できること)」を優先してしまうと
成果は望めません。この人の趣味に加担することになるだけです。
個人としての対面は守ってあげれても、組織人としてはNG
よって、作業の自動化改善系の担当に任命すると・・・
自己啓発(自発的学習)を促すことで成長が望め、組織としても
生産性が向上する可能性を与えることとなります
リーダーや上司・監督・コーチの方々は
一度、「3行書いてみて」をおススメします では・・・