日本体育協会 スポーツ指導者
日本バスケットボール連盟 公認コーチの
兒玉哲也こと ”てっちゃん” です。
 

 

今日も【人間とは何ぞや?】を知るシリーズです。

わたしが指導の中で最もベースとしているモノだから

です。

 

世の中iPhoneが出ようが、百貨店でロボットが

売られようが、買う人も使う人も作る人も皆【人間】です。

 

車の自動運転とか言っても、最後は人が関わらないと

永久にメンテナンス無しで放置できない!

 

私の持論は、”便利”ということの考え方の誤り

から現在人間(ヒト)は退化の一途を辿っている

ということです。

 

 

実際に、一人でイタリア・フランスを約1ヶ月一人旅

したことがありますが、バチカン美術館の天井壁画

や絵画には、今から約3000年前にコンパスや分度器

といった現代にあるものとほぼ同等の姿形のモノを

使っているのが刻銘に描かれています!

 

卑弥呼様がどうとかの時代に地球のどこかでは

既に学問があったのです!

 

 

 

 

話が多少ズレテしまいましたが、ここからが本題です。

 

脳科学の世界では、「同期発火」という言葉がありますが

これは、『ある人が何かをしようと思い行動に移したところ

その動きに連動して他の人が無意識的に同調した動きを

すること』を言います。

 

集団スポーツで強いと言われるチームは

極端にいうと、跳び抜けて上手なワンマン選手の

チームか、目立った選手はいないが全員の連携が

ズバ抜けて優れており、針を通すことも不可能なくらい

隙が無いチームに分かれます。

 

ただし、”優勝” ”準優勝” といった

大会で上位に食い込むチームは必ず後者の

【チームワーク】に優れたチームです。

 

単純に5名の選手が、一人で「1」の仕事をすると

そのチームの仕事は合計で「5」となります。

 

しかし、5名の選手が一人で「1.5」の仕事をすると

5名×1.5=「7.5」の仕事になります。

 

では、一人当たりの「1」と「1.5」の差「0.5」は何なのか?

 

それは、

常にチームメイトのことを気遣い、助け合い、力を分かち合う

部分で通常「1」しか発揮しないはずの動きが「+0.5」を

【同期発火】の為に捻出して強固なチーム力が出来上がります!

 

時折、オールスターやOB戦などで

普段と違うメンバーでチームを組む場合には

ほぼ【同期発火】はゼロです。5名1チームでは

なくて、もう5名いるだけのチームなのです。

 

「チームメートを好きになる」

「チームメートの心に入る会話をする」

「共通の目標をもつ」

「チームメートを尊敬しあう」ということ

 

これらが日常的に行われていれば

先ほどの例で挙げた「7.5」の仕事ができる

チーム体制が構築できるベースがあると

言えます。

 

だから、日常生活を共にしている寮がある

私学の学校はプレー以前のところで心通って

いるのです。【縁】を最大限に引き出す物理的

な手法がこの『共に過ごす時間の共有』です。

 

このようなチームを作るには、下の(1)~(4)を

絶対厳守で実行し続けることが最短策です!!

 

(1)相手の言った言葉を先に受け、それから

  意見を言う習慣
(2)相手の脳が反応する間合いを取る
(3)立場を入れ替えて考える習慣
(4)どんな嫌な上司・部下(先輩・後輩)でも

  自分を高めるための神様が遣わした人と

  思うことだ=【縁】だと思う

 

最初は、意識してやらせて

最後は、無意識にやれている 

 

社会でいう ”飲みニケーション” と同じで

お互いの「嫌な部分」と「好きな部分」を知った上で

お互いを信じあえる いわば【兄弟姉妹】に近い

関係になれるかどうか?が肝です。

 

 

大きなくくりでみた ”チーム作り” の根幹は

 

やはり【人間】なのです。

 

 

指導者はチームを率いる立場として

練習の一部にこのような環境整備も怠っては

ならないことを理解してくださいね!

 

選手たちの個性を知り上手くコントロール

してこそ強力な『本来のチカラ』

得られるよう是非実践に役立てて活かしてください。

 

 


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