禁止令を与えられそれが人間能力や行動を制限させていると考えられています。
交流分析→1957年、米国の精神科医エリック・バーンによって提唱された心理療法
子どもはまだ会話もできないのに母親の僅かな表情やコトバの抑揚を
敏感に感じ取っています。
それは、子宮にいるときに母の声を耳にしながら母親の感情や気持ちの
分析を済ましているから正確な理解が出来てしまいます。
ハイハイをしている乳幼児の前で理解は出来ていないだろうと
思いながらなんとなく話した言葉を自分に刷り込んでいきます。
「本当はもっと遊んでいたかったけれどあなたを授かったから
結婚したんだよ」
これは極端な例ですがこのような事を通じて赤ちゃんは
自分の気づかない部分、潜在的な感情として形成していきます。
肯定的な禁止令すら後の人生に影響を色濃く落とします。
「遊んでばかりいないで勉強しなさい」
「お友だちと仲良くしなきゃいけません」
「のんびりしていないで早く宿題を済ませなさい」
「欲張ってはいけません」
「兄弟で分け合わなければいけません」
当然のことながら保護者は子のためを思い躾や教育のもとに
それらを行っています。
そして、それらの教えのお陰で大人になるまで見事に成長し
生きながらえることも出来ました・
わたしは面白おかしく次のような喩えを用いています。
小さな頃は寝る前には飲まないようにとか
トイレを済ませなさいと言われていたとしても
オトナになったあなたは充分にコントロールできていますよね・・。
「夜中でもひとりでトイレに行けるようになったしね~」
もう、寝る前に水分を取ってはいけないとか
ベッドに入る前に必ずトイレを済ませねばならない・
そのような教えは不必要になっています。
しかしながらクライアントの多くは大人になっても気づかぬうちに獲得した
禁止令を引きずったままで生きている場合があります。
「仲良くせねばならない」→仲良く出来ない自分を責める
「遊んでばかりいてはいけない」→休暇申請に罪悪感をもってしまう。
セッションを通じて気づかぬうちに獲得した禁止令を見つけ出して
それらを統合、受容、解放していきます。
最もお伝えしたいことはその禁止令を与えた者も
それを獲得し引きずってきた者もどこにも罪もなく
裁く相手も裁かれる者もいないということです。
禁止令を創った親を恨む必要もなく大げさな感謝も要らなくて
ひとつのドラマとして終わらせていきます。
身体の成長に合わせて洋服を買い換えるように
フィット感がしっくりこない何かしらがあるのならば
そろそろ着替えを準備する時期かもしれませんね。
