徳島県の神山という町でエンジニア、ITなどの起業家育成のための学校を設立するというお話しです。

 

おもしろいなと思う点がたくさんあったので、シェアさせてください。

 

 

2010年、東京にいた技術系スタートアップの経営者、寺田さんが、徳島のこの地を見つける。

 

神山町が、ハイスピード・インターネットを備えている面白い町だと知り

そこにサテライトオフィスを立てる。

 

それをきっかけに、人口5,000人に満たない神山町に、リモートオフィスを設置する企業が続く。

 

寺田さんは他に何かできることはないかと考えた末、

「教育」だと思い、融資を募り、今回の学校設立に至った。

 

要約するとこんな話です。

 

そんな小さな田舎町にハイスピード・インターネットを設置したのは

地元のビジネスマン(local businessman)、大南さん。

(日本語の記事に、「NPOグリーンバレーの理事長」とより詳細に説明されていました。)

 

20年以上前にそんなことをしていて、それをきっかけに町に企業を引き寄せている。

時間はかかったけど、最終的に学校設立につながっているというのもすごい。

自分が知らないだけで、こんな町が他にも地方にあるのでしょうか。

 

新型コロナの影響で、最近は地方に移住とか、ワーケーションとか流行っていますが

20年前からやっていたというのが、先見の明と言う感じ。

 

この町を見つけて、オフィスを立てて

今、多くの融資を得て学校まで建てようとしている岸田さんもすごい行動力。

 

岸田さん曰く、日本の若者もすでに起業家精神に傾いている、と。

その証拠に、40人募集のところ、500人を超える学生が日本中から

説明を聞きに来ているそうです。

 

さらに嬉しいのは、この学校、学生の男女比を半々にするとのこと。

「テック」&「起業」というとどうしても男性に偏りがちですが

こうやって数を設定することで、流れが女性もその分野に入り込みやすい方向に向かいそうです。

これはとっても嬉しい。

 

この記事の後半では

トラックで移動して回る移動スーパー「とくし丸」について。

現在は、直接注文を聞いて回り、高齢の方々の足となっているけれども

今後の世代に向けて、今、事業のIT化を目指しているとのこと。

 

この事業を立ちあげた、住友さんは自身のことを"a serial entrepreneur"だと言っています。

"a serial entrepreneur"とは、次から次へと新たな起業を立ちあげている人のことを言うそうです。

(例えば、イーロン・マスクのような人)

すでに出回っている言葉のようですが、私はこの記事で初めて知りました。

アメリカにはそんな人も多そうですが、日本ではまだ珍しいのかも。

 

日本語の記事もありました。↓

 

 

英語の勉強のために、ぜひ、英語の記事を読んだ後に、日本語の記事を読んでみてください。

日本語の記事の中に、動画もあり、これもオススメ。

 

デジタルや起業に遅れを取っている日本政府がやろうとしている取り組みや

高齢化の問題、その中で頑張っている起業家の人たち。

いろいろなことが盛りだくさんのとってもおもしろい記事です。

 

ちなみにタイトルの"sleepy Japanese town"の"sleepy"は

「活気のない」とか「静かな」という意味。

インパクトのある表現だな、という印象を持ちましたが

日本語版の記事では、「徳島の山あいの町」となっています。

インパクトは少し減りますが、優しい翻訳照れ

 

今どきのビジネス単語も盛りだくさんに出てくる割には比較的読みやすい。

さらには日本語版もある目

 

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