ザッケローニ新監督の第2戦目となった韓国戦。アルゼンチンとはプレイスタイルの違う韓国との対戦はスコアレスドローだった。


積極的な守備と積極的な攻撃・・・今の日本のサッカーは「11人が一つの生き物のように動くこと」が統一感のあるサッカーに繋がっている。


韓国はパクチソンの欠場で混乱したと韓国代表監督がコメントしているが、逆に日本はW杯から積み上げてきたものが韓国戦でも発揮された。

特に攻撃面ではATACANTE本田が積極的にゴールを目指し前田、松井、香川との距離感が良く決定機は少なかったがゴールチャンスを作ることができた。


守備では常にコンパクトな状態を保つための微調整を何度も繰り返していた。チームの中心として攻守両面でのキーマンとなったのが遠藤と長谷部だった。守備になるとエリアを小さくしてボールプレスとカバーリングを徹底し攻撃になると素早い切替で前線へサポートし2列目から攻撃参加した。この二人のコンビネーションも抜群だった。


W杯から代表チームでのパフォーマンスが上がっているのがATACANTEの本田だ!


ピッチ状態の悪さや韓国の強いフィジカルコンタクトを気にすることなく貪欲に守備をしボールを奪ってドリブルからチャンスを作った。


後半終了間際のドリブルシュートは、中村へのアシストの可能性もあったがゴールという結果を意識した本田の「我欲」だったと思う。


韓国は攻撃ではパクチソンの欠場で迫力にかけたけど守備では日本の選手をペナルティエリアへ殆ど入れさせなかった。


日本の攻撃はフィニッシュまでのペネトレイトが課題である。エリア内への侵入が少なかった。今後の課題でもあるでしょう。


5月のW杯前の対戦では韓国の特徴が出たゲームで今回の韓国戦では日本の特徴が出たゲームだった・・・。


パクチソンのいる韓国代表との対戦を見たかったですね・・・。