国体東海予選(少年)


通称ミニ国が岐阜県の大垣市を中心に開催された。少年の部は、U16の大会として4年前から行われている。大会方式としては、U16東海リーグとして前期と後期に分け国体予選は、そのトータルの順位で上位2チーム(2県)が9月下旬~10月上旬の千葉国体に出場する。


前期の順位は次の通り。


1位三重県(勝点9)、2位静岡県(勝点6)、3位岐阜県(勝点3)、4位愛知県(勝点0)


三重県が全勝で後期のミニ国を迎え勝点0の愛知県は、僅かながらの望みを持って大会を迎えた。


1日目 三重県対愛知県(9対2)、静岡県対岐阜県(6対1)

2日目 三重県対岐阜県(10対1)、静岡県対愛知県(1対0)

3日目 静岡県対三重県(5対1)、岐阜県対愛知県(4対2)


最終順位 1位三重県、2位静岡県、3位岐阜県、4位愛知県


1位三重県は、U16の大会になって始めての本大会出場となった。スピードのあるFWを擁しチームとしてのまとまりのあるサッカーで静岡とともに安定していた。


2位静岡県は、最終日に三重県を5対1と退け本来の実力を発揮。Jクラブの磐田、清水の選手を中心に個々のスキルレベルが高く実力通りの結果を残した。


3位岐阜県は、第2戦の三重県に10失点をしたが最後まで諦めずに1点を返し最終戦の愛知県戦へ繋げた。愛知県に対して4ゴールを先取した後2失点を許すが4対2で逃げ切った。


4位愛知県は、大会前に豊田国際ユース大会に出場しアルゼンチン代表、日本代表、UAE代表と対戦し疲労感の残る中でのミニ国体であった。3戦3敗は不本意な結果となったが、今後の国体強化としての課題が明確になったことは収穫だったと思う。


選抜チームを編成して戦うには、トレーニング日程等の問題もあり難しい面があるが三重県は強化日程とトレーニングプランをしっかり実行しチーム強化に時間を割いてきた。U16と言えば高校1年生の年齢であるが、選手個々の戦術理解やテクニックレベルはかなりできている印象である。


また、愛知県の場合、大会直前の豊田国際ユース大会でのリバウンドメンタリティがありミニ国体までの間に回復する時間がなかったことも大きな敗因といえる。


国体は、9月下旬~10月上旬に千葉県で開催されるが東海勢の健闘を期待したい・・・。