千葉ダービーとして注目されたゲームだったが、首位柏は3位千葉に勝点で12点の差があった。



柏は、開始早々の2分にGK菅野が得点機会阻止として一発退場し、千葉はそのPKで先制する。



しかし、その後の柏は数的不利な状況にありながら豊富な運動量と攻撃力で千葉を圧倒して行く。


柏は、前半9分のFKから千葉ディフェンダー茶野のオウンゴールを誘い同点に追いつく。



10人になると数的には、不利に見えるが実際はボールサイドの守備は同数の時と同じ局面であるからそんなに影響はない。考え方で気持の持ち方も変わる。


10人になる方が、逆に一人ひとりの運動量が増えより集中力が高まるものである。だから10人になった方が勝利を収めることも少なくない・・・。


解説者は、千葉が数的有利を利用していないとコメントしていたが、柏が10人になっても戦い方を変えなかったからそう見えたかもしれない(千葉の逆サイドへの効果的な展開も少なかったが)。


柏の攻撃力が目立った前半だった。

柏のネルシーニョ監督は、攻撃サッカーを好む。


後半26分にFW田中が勝ち越しゴールを挙げる。数的不利な状態でも攻撃の手を緩めずリードしていてもその姿勢は変わらない。


後半39分には、セルティックから移籍したMF水野を1TOPで投入する・・・。


千葉は、後半44分にFKからDF茶野がヘディングでオウンゴールの汚名を返上する。


柏は、ロスタイムにもFW北島を起用する・・・。


ネルシーニョ監督は、どんな相手であろうと守備よりも攻撃を重視しゴールを奪うサッカーに拘っている。柏は若い選手が多いが、若い選手の起用についてもネルシーニョ監督の選手を見る目とチーム作りは勉強になりますね。


このゲームでは、警告10枚、退場1枚とカードが出すぎた印象だが、不要なカードも多かったように思う。


柏は、首位をキープし千葉は3位のまま。柏のサッカーの内容とチーム力は1年でJ1へ復帰するだろう・・・。