2位清水対3位名古屋の上位対決のゲーム。





名古屋1-0


前半9分名古屋のゴールは、中断期での古川キャンプでの成果だった。


FWケネディからFW金崎、金崎からのワンタッチパスをFW玉田が右足で決めた。3トップのポジションチェンジから生まれたゴールだった。





清水1-1


前半20分、清水はFW藤本のスピードに乗ったドリブルからのクロスをFWヨンセンが頭で押し込んだ。クロスに対してFW岡崎がニアにランニングしたことでファーサイドのFWヨンセンのゴールが生まれた。クロスに対してセオリー通りの連係プレイだった。





名古屋2-1


前半45分、名古屋は左サイドでMFマギヌンが溜めを作り、DF阿部がオーバーラップからクロスをFW玉田が2点目を挙げる。コンビネーションプレイからのゴールで清水はクロスに対してのマークがルーズだった。





名古屋PKをゲット


後半14分、FW玉田の蹴ったボールはバーをオーバー!3点目のゴールチャンスだったが・・・。





清水2-2


後半23分、名古屋のバイタルエリアからFW岡崎が思い切りの良いシュートで再度同点に追いつく。ゾーンで守っていてもゴールに近いところでは人に付かなければ自由にシュートされてしまう。名古屋は人に対しての対応が遅れた。





名古屋3-2


後半31分、FW金崎が中盤でパスカットし一人でカウンターを仕掛け3度目のリードを奪うゴールをゲット。清水は、集中力に欠けロストボールから失点を招いた(暑さの影響による集中力が低下?)。






清水3-3


後半41分、左のCKから一度はクリアしたボールをFW藤本のクロスをDFボスナーがヘディングで3度目の同点に追いつく。名古屋は、CKの最初のゾーンディフェンスのポジションからセカンドプレイでボールサイドに寄り過ぎてアザーサイドが手薄になってしまった。





結局このゲームは3対3のドローで終了。PKが分岐点とも言えるが名古屋は3度のリードを守れなかった。一方清水は3度のビハインドを追い付いた。両チームともにそれぞれの得失点に原因があるが、スタジアムのファンやサポーターにとってはゴールの奪い合いで暑さも吹っ飛んだに違いない。





清水は、MF小野伸二の加入が大きい。ボールの出所は殆どが小野から。ゲームを作る力と決定的なパスを出せる選手でその質は高い(MF小野はいろいろなキックの種類を持っている)。そして清水の選手は一人一人が状況が良く見えている。ミスが少ないことも清水の特徴だ。





名古屋は、攻撃面で流動性のあるコンビネーションプレイからゴールが生まれ、チャンスを作っていた。中断前の自チームの分析から流動性のある攻撃の改善をしてきた。3度のリードをモノに出来なかったが、チームとしての統一感のある攻撃を見せてくれた。





上位を争う両チームのゲームはタフな戦いで見応えがありました。



両チームに拍手です!