南米サッカーの長い歴史の中でブラジル、アルゼンチンというサッカー大国を相手に戦い方を模索してきたウルグアイ。まず守備で走り奪ったらダイレクトプレイを徹底する。ウルグアイの南米で揉まれて培った戦い方だ。
オランダとの対戦は、いつも通りの自分たちのスタイルを貫き通して戦った。
一方オランダは、欧州で勝ち抜くためにはどの国よりもテクニックを重視し、4:3:3の伝統的なオランダサッカーを貫いていた。
オランダは、前半18分、SB5ファンブロンクホルストのロングシュートが決まり先制。相手の守備網を崩す前に意表を突いたロングシュートだった。
ウルグアイは、前半41分に、FW10フォルランのミドルシュートで同点に追いつく。ワールドクラスの個の力を見せ付けたシュートだった。
ウルグアイは、オランダにボールを持たせながら自由にさせない守備から奪ったらまずゴールを目指す。両チームの対照的なサッカーが印象的である。
後半、25分に、オランダのMF10スナイデルのシュートが相手DFに当たってゴール。オフサイドのポジションにいたFW9ファンペルシがプレイに関与していたかに見えたが、判定はゴール!
さらに後半28分には、FW7カイトのクロスからFW11ロッベンが頭で合わせてゴール。
オランダは、FW11ロッペンの復帰が大きい。大会前の怪我から回復させたオランダのサッカーメディカルを探りたい心境である。
また、FW7カイトの黒子的なプレイは、オランダにとってなくてはならない存在だ。
ウルグアイは、後半39分にFW10フォルランを代えたがこの交代の意図は何であったか聞いてみたいところだ。→怪我による交代だったとのこと・・・。
後半ロスタイムにウルグアイのDF16M・ペレイラのゴールが決まるもそのまま試合は2-3で終了!
ウルグアイは、コスタリカとのプレイオフで本大会出場を決めたチーム。伝統的な守備で先手を取り素早い攻撃で勝ち上がってきた。準決勝では、怪我と出場停止でベストメンバが組めなかったが日本の戦い方とサッカーが似ていた。
決勝に勝ち上がったオランダも組織と個々の能力でオランダらしさを出した内容だった。
決勝はもちろんだが、3位決定戦のウルグアイのサッカーをもう一度見れるのは楽しみだ!