こんにちは、ガッツこと谷口彰です。
4月が終わり、5月に入りました。
今期初月の4月の業績はいかがでしたが?
スタートダッシュが出来た方、
あれっ って首をかしげている方
後もうすこしだったのに・・とがっかりしている人
いろいろな事情と外部環境変化などがあったことと思います。
そこで、4月の業績分析(PDCAやOKRsなど)を行いますが、
その際に気を付けたいのは、
業務分析結果を「人系」にしない、という事です。
例えば、この施策Aは谷口が予定通りに実行できなかったので、目標未達です・・ のように、責任が個人に負わすもの。
これをやり始めるとすべてが「人系」で簡単に結論がでるようになりますが、事務所全体に「不快」のエネルギーが溜まっていきます。
会社ではスタッフが働いているので、そのスタッフに原因を求めることは容易です。
以前、新人アルバイトのB君が作業を間違えたので、期待効果がでませんでした・・・という報告を聞いたことがあります。
えっ アルバイトのB君の作業ミスだったの?
→ はいそうです。
なんでB君は作業ミスしたのかな?
→ 作業未習熟だったからです
B君の指導担当者は誰で、どんな指示をしていたの?
→ Cさんが指導しました。ちゃんとマニュアルを読むように
指示しています・・
CさんはB君の作業習熟度は確認して作業をさせていたの?
→ それはしていません。マニュアルを見ればできる
作業ですから・・
というやり取りが続きましたが、私から
① 作業マニュアルは読みやすく、分かりやすいか?
② 作業マニュアルを読んだ後、その理解度を確認する
工程が抜けている
③ B君の作業開始時は、Cさんは確認として立ち会うべき
という「人系」ではなく、「制度系」に原因を見つけ、それを改善してもらように指示しました。
来週はその「制度系」の見直し結果の会議が行われます。
日々業務をしていれば、かならずミスは発生します。
もちろんそれにはスタッフが作業をしているので、作業ミスは原因の一つになります。
しかし、人間が介在すれば、間違えは100%ない、とは言い切れません。ミスはいつか発生します。
その為に、制度として、人間のミスを最低限にするルールと確認工程が必要となります。
経営者、リーダーの皆さん、
原因は「人」ではないく、「制度」に求め、その「制度」を日々改善することが大切です。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。