☆ 「食べなさい」は苦しめる | 愛娘の拒食症克服経験カウンセラー*子供の拒食症を克服する関わり方、対応方法、言葉掛けの悩み解決! 赤松史子

愛娘の拒食症克服経験カウンセラー*子供の拒食症を克服する関わり方、対応方法、言葉掛けの悩み解決! 赤松史子

医師から「一生治らない」と言われた愛娘の拒食症を、コーチング、NLPなど独自手法を織り交ぜ、克服に導いた記録。あきらめなければ道は開ける☆同じ苦しみを持つ方の希望の光になるように・・・。

拒食症の本当の問題は何なのか・・・?を

本当に理解し、受け入れるのには時間がかかるかもしれません。


「内臓の病気です」と告知され、思うように食事がとれない様子を見たなら

「どんなに辛いだろう・・・」という気持ちが先に立ち、


「元気になりたいなら、どんどん食べなさい」

とは、決して言わないと思う。


なのになぜ、拒食症だと

「食べなさい!体重を増やしなさい」と言ってしまうのか・・・?


拒食症は

食べたから治る、と言う病気ではありません。


拒食症は、

追い詰められた心が

強い自己否定や、極度の不安・・・などから

限界を超えたときに起こる病気だと、私は解釈しています。


心を自分で支えきれないくらいに疲弊し、

それを、拒食症と言う形で「わかってほしい」と無意識にアピールしている・・・。


「体が元気になれば、ココロが後からついてきて元気になると思います。」と

おっしゃる方もいらっしゃいます。


それは

精神の病ではない方の場合には当てはまるかもしれない、と私は感じています。


東京・群馬・千葉・静岡・名古屋・広島・福岡・沖縄など・・・

さまざまなところから、私のところにカウンセリングの依頼があります。


その方々のほとんどが

数回の入退院を繰り返し

数年、拒食症で苦しんでおられた方々です。


口々におっしゃるのは

「入退院を繰り返してやっと、

体重を増やすだけでは治らないことがわかりました」というものでした。


この言葉から学びがあるとすれば

「拒食症の本質が明確になっていない」と言うことだと私は感じています。


拒食症ご本人が

そして私の娘が

一番苦しんでいたのは


表面上は

「食べたくない・太りたくない・痩せたい」という言動でしたが


もっと、心の奥深くに潜む本当の本当の問題は


「私は、自分に自信がない。だから不安でたまらない。」という、

自尊心が自分を支えられないくらいに

非常に低くなってしまっている心の状態。


そこからくる

自己否定感・・・・強烈な不安感・何らかの恐れの感情・・・。


そして、


私はありのままの私ではだめ・・・

だから、居場所がない・・・


私なんて生きてる価値ない・・・


という言葉となって現れてくる状態。


だから、

他の病気と同じように、本人がとても苦しみ、葛藤しつづけていることを

理解し、受け入れることが、

本人も、家族も少しでも楽になり、

向かうべき方向を見つけられる指針になるのでは、と感じています。


親として、ガリガリに痩せていく子に

「食べなさい!!」と叫びたくなるのは当たり前の感情だと思いますし、


拒食症を本当の意味で理解できていなかった時の私は

よくそのように怒鳴っていました。


でもそれは

本当は

私が

不安で不安でたまらなかったからです。


そして、この言葉こそが

「たべられないあなたはダメな人間」と本人がうけとって

更に自己否定を強くする最悪の言葉でもあったのです。


拒食症の本質を理解できていなかった時の私は

痩せていく娘を見て「食べなくてもいいよ」と

そんな言葉を掛けるほうがどうかしている、とさえ思っていました。


でも苦しむ娘を見て


勇気をだして、


賭けに出る気持ちで


「食べても食べなくてもいいよ」と言った時から、


娘は、自分のペースで

自分の食べられるものを

自分で選び、だんだんと食べるようになっていきました。


これは、

表面上は「食べること」に焦点が当たっているように見えますが


本人の辛さを受け入れたことになり

娘にとっては「気持ちを受け取ってもらえた」と感じられたり

「ありのままの私でもいいのかも・・・」と本人の安心につながったりする言葉だったのです。


拒食症になっている心が

最も欲しているものは 『 安心 』


これまでの記事にも書いてきましたが

徹底的に 『 安心 』を与えることに注力し続け

それが伝わったとき、


娘は

「私は治った」と宣言し(まだ見た目はガリガリでした)


そこから、

何度となく、不安になったりしながらも


だんだんと心の中を 『 安心 』で満たせるようになって

回復へと向かったのでした。


愛娘の拒食症を克服に導いた母親@コーチ・アヤコの記録・・・ 絶対に治ると信じて!


『拒食症の始まりから克服までの記録』

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携帯からリンクできないようですので携帯からお読みいただいている場合は 

2010年4月18日の記事をご覧くださいませ。


拒食症はココロの病気です。

ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・音譜

未来がきらきらと輝きに満ち溢れますように・・・キラキラ

絶望が希望に変わりますように・・・キラキラ

あなたを応援します。

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