夕方６時頃になると
よく娘からメールがきます。
「競泳水着買ったよ。パスポートも取りに行ってきた。
バッグが古くなったから、新しいのを買って、
ショーパンもかわいいのあったから買ったらお金なくなった」
「・・・・・」
娘が拒食症になる前の私・・・
「今、忙しいからっ！ちょっと後にしてくれる？」
なんでこの忙しい夕食時にメールしてくるかな～？
と イライラ。（自分都合）
そして、
それでもしつこく、ママ･･･ママ・・・と言ってこようものなら・・・
「ねぇ、今、ママが忙しいって、見たらわかるでしょ！後にしてっ」
ときつく言っていました。（自分の思うようにテキパキと進めたい私のココロ）
そのころは、それくらい当たり前だと思っていました。
言うことを聞かなければ
どんどんきついい方をしてなんとか言うことを聞かせようとしていたことが今はわかります。
（子どもは親の言うことを聞くのが当たり前！と言う私のココロ）
これを
暴力をふるう子供に置き換えると
力づくで押さえこむ・・・・と言う感じです。
このとき、
一時的に親の勝利のように見えます。
「言うことを聞かせることができた」と親は満足。
しかし、
きつい言葉や力で抑え込まれた子どもの感情は
行き場を失い消えるどころか怒りになって
最初の時点よりも一層メラメラと燃えあがりパワーアップしていくのです。
そして、
それは本人が納得しておとなしく言うことを聞いているのではなく
力関係によって『無力感』を味わったり
『次回はもっと強烈に暴れてやろう』と強い怒りの感情を湧き起こしていたりして
返ってマイナスに働きます。
親は、力や立場
場合によってはお金で子どもをおとなしくさせようとすることがあります。
そのようにされ続けた子どものココロは
無力感や自己否定、怒りなどに変わっていきます。
継続的なそのような対応が
感情の臨界点を超えたとき
こころの病や暴力、引きこもり･･･などとなって現れます。
娘の拒食症からさまざまなことを学んだ
今の私は
洗い物中でも、
唐揚げをあげていても
野菜を洗っていて手がびしょびしょでも
手を止め、
できるだけ娘に返信を返しています。
いったん返信すると、
「それでね・・・今日も友達のお母さんがお弁当作ってくれてそれ食べた」とか
「ハーゲンダッツのコンビニ限定でたよ。食べてみて
」とか
何回もやり取りが続きます。
そしてそれはほとんどいつも
夕食の用意をしている時・・・（忙しい）
でも、今の私は
娘とメールのやり取りをしながら
娘と『こころのやり取り』をしているような感じがしています。
娘が送ってくる短い文面から
「元気なのかな？」とか
「寂しいのかな？」などと娘のココロの状態を感じとろうとしています。
私からあれこれメールすると
「ママは、うるさい！」と言って嫌がるけれど
娘からアプローチしてきたときには
できるだけ応える。
夕食の準備を時間通りに済ませることより
娘のこころと対話するほうが今の私には大切。
自分が自分の思うように物事を運ぶことよりも
娘のココロのほうが大切。
何よりも娘のココロが大切です。
娘が拒食症にならなかったら
この大切なことに気づけなかったと思います。
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拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
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