勉強が好きな人はあまりいないでしょう。 
子供の頃、親から口うるさくしつけられたり、受験勉強の辛い経験があったりで、

勉強大好き!

と大声で叫ぶ事が出来る人は世間では少数派ではないでしょうか。

学校を卒業したら勉強しなくても良いかと言えばそんな事は無く、むしろ世の中に出てからの方が学習しなければならない場面が多く、

働きながら学ぶ。

ことを意識しないではいられなくなるものです。


私にとって仕事そのものや、会社の人たちは、働きながら学ぶ際の絶好の教材でした。

成果を出したり、顧客に評価されるためには何が必要か、どんな方法があるかを、私は人から学ぶスタイルの様です。

上司から学ぶ。という観点で言うと、

知識と経験のバランスが取れたキャリアを積んだ人の話は説得力がありますよね。
ものごとの道理が、その人なりにまとまっているため、具体的な事例もどんどん教えてもらえるので、自分の行動にも影響が出ます。
影響を受けた上司の事は尊敬するし、頑張って追いつこう。この人の役に立てるよう頑張ろう。
という気持ちになります。

様々なアドバイスを頂いた、過去の上司の皆さま、本当にありがとうございました。



反面、真逆の方々もいらっしゃいます。
特徴は、

・聞きかじった知識をひけらかす
・深堀り質問に答えられない
・無知を棚に上げて逆恨みする。

思い出しても嫌な気持ちになりますが、
この三拍子が揃った上司、今までを振り返っても4人います。

彼らの具体的な行動の共通点は、

ビジネス本を最後まで読んだ事がない

でしょうね。

その時その時で流行ったビジネス本を部下に見せて、
“この本買ったんだよね~”
と自慢してくるので、

“1番印象に残ったフレーズは何ですか?”

と聞くと、

“まだ読んでない”

一気に場がシラけます。


この4人とは、いつもこんなやりとりしてました。
私からしたら、学びの機会だと思って純粋に質問しているだけなのに、
単に準備不足、知識不足で回答できないだけの4名の元上司からは疎まれ、
“あいつがチームの結束を乱している”
と、陰に日向に逆恨みされることになりました。

ちゃんとビジネス本を最後まで読みきってたら、
・同じ失敗を繰り返すな
位の事は書いてあったんじゃないかと思いますが。

今、私が実施している研修はそもそも知識があることを前提とした思考力や実行力を養うことを目的としています。

管理職になって、部下を抱える身分になったのなら、
部下に対して、浅い知識をひけらかして失笑を買うのでは無く、知らないことにでも対処可能な思考力、実行力を磨いてほしいものです。