あなたの部下に、他の同僚や社員とは明るく接しているのに、
上司であるあなたとのコミュニケーションを最小限に抑えている部下がいませんか?
それは、部下がシャイな性格なのでは無く、減点法でしか評価できない、ダメ上司のあなたとコミュニケーションを取ることに価値を見出していないからです。
先日、過去の上司を振り返って気づきました。
部下(ワタシ)に嫌われる、尊敬されない、二度と一緒に仕事をしたくないと思われるダメな上司には、共通点があります。
もっとも多くのダメ上司の共通点は、
減点法でしか部下を評価できない
というもの。
人事的な評価というのは、多くの場合は昇級や昇格につながるので、部下にとっては今後の人生の過ごし方にも大きな影響を与えるイベントです。
ワタシに取って評価面談とは、
自分の給料や職種が今後どうなるか
自分の仕事が周りに与えている影響
に対して、フィードバックが得られる場として捉えています。
真剣勝負です。
今後、自分がどのように考え、仕事をしていけば良いのか方向付ける場になる事を願い、毎年評価面談に臨み続けています。
会社や職種が変わってもこの姿勢は変わっていません。
それなのに、ワタシのこの姿勢を踏みにじるような対応をする嫌な上司が結構いました。
それは、ワタシに悪い評価を下した上司という訳ではありません。
そう、
減点法でしか部下を評価できない上司
です。
減点法だって立派な評価方法、評価哲学だ!
会社によって評価方法は違うし、管理職が評価基準を変えることが出来ない!
という反論が聞こえて来そうです。
ワタシもそれくらいは理解しています。
限られた条件の中で色々工夫されている!と、胸を張る管理職の方も多くいるでしょう。
努力されている事は認めますが、どうせするなら意味のある努力、部下のためになる努力をして欲しいものですね。
同じ会社の中にいる管理職の間でさえも良い上司とダメな上司の存在が二極化するのはなぜでしょうか。
答えは、
今回の記事のタイトルをもう一度見てください。
減点法でしか部下を評価できない上司だからです。
減点法でしか
です。
業績が悪かったり、明らかなミスがあれば鬼の首を取ったように、あれもこれもダメだから結果がこうなるんだ。とたたみかけ、
業績が良くても、それは本当に自分の実力なのか、あれとこれが出来てないのに高い評価はできない。誰それはもっと良い結果を出している。
と言われる訳です。
事実を述べれば、何でも許されると思うなよ。
だから、この人は嫌われるダメ上司なんだよなー
これをやられると、部下のワタシとしては、この人を上司として尊敬する事が出来なくなります。
感情的に嫌いになりますし、
行動面においては相談はおろか、顔を見る事さえ避けるようになります。
すべてのコミュニケーションが、先々自分を攻撃する銃弾になると思う防衛本能が作動する訳です。
部下として、こんなダメ上司を何人も経験したからこそ、扱い方も身についたのでしょうか。
今は、とりあえずどんな人でも対処出来そうな気がするから不思議です。