「あなたのためを思って」

という言葉は実に表裏一体の

面を時として併せ持つ言葉です。

 

なんの?

 

善意と暴力の、です。

 

相手にとってどう伝わるか?

 

私の生まれ育った環境の話をしましょう。

 

埼玉の田舎で育ちました。

まわりは田んぼと畑ばかりのようなところです。

 

長男の父と、そこへ嫁いだ母は

父の両親である私にとっての祖父母と同居しており

そこへ私と弟が生まれました。

 

父も母も兄弟が多かったので

親戚、いとこを含めると

ずいぶんな大家族で育ちました。

 

裕福ではないですが

何一つ不自由なく暮らし

なによりも親族含めた家族の関係が密だったので

愛情はほうぼうから注がれて育つという

恵まれた環境でした。

 

「愛情」って素敵な言葉ですよね。

温かみがあるハートフルで幸福なイメージ。

 

ですが愛情も与えられすぎるとまた、毒。

 

家族が私を思ってくれている、

と思うと自分の意志とは裏腹に

断れなかったり

自分のしたいように動けなくなってしまったのです。

 

今でもまだ自分の中に

「家族がどう思うだろう」

「家族が悲しむかな」

という価値観でモノを考える時があるのを感じます。

 

これは極端な例だし、

私の弱さゆえにこのような結果が出ているともいえるのですが

ぐるっと逆に回って

 

「相手のため」を思うとき。

 

実際にはどんな行動をしたらいいと思いますか。

 

その人、その場面で

適切な思いやりの方法は変わってきます。

 

過度になりすぎず

そっけなくなりすぎず

ちょうどいい範囲の思いやりを渡すポイントは

 

まさに

「相手にとって最善の方法」

を考えること。

 

「あなたのためを思って」

という言葉が自分自身の価値判断にならないよう

焦点を相手に絞って伝えてみましょう。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

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