転院するための救急車の中でお医者さんが説明してくれた川崎病という病気について、ぜひ記しておきたいと思います。
 
私もネットでたくさん調べましたが、先生の説明は1番分かりやすく、ネットだけの情報では勘違いが起こりやすいなあ、と思いました。
 
 
※かなりの長文のため、ご興味ある方はどうぞ
 
 
●川崎病●
原因は不明。
ただし、現在ではアジア大陸から風にのってやってくるカビの感染症なのではないか?という説があるそうです。(あくまでも
 
川崎病になる人は日本人を始めとするアジア系の人が多く、中でも0〜4歳の子が多い。
 
 
では、どんな病気なのか?
 
簡単に言うと、
何らかのウイルス等が体内に入り、自分の免疫システムの通り、白血球などが退治しようとしたけれど、その勢いが強く自分の血管の内側の壁を攻撃してしまい傷つけいるという病気。(血管炎)
 
 
そしてその血管の傷ついた部分が炎症となり、皮膚に赤く発疹として見えてくる。
炎症が強くなればなるほど、発疹は強く出て、一面真っ赤になっていく。
 
 
川崎病の診断ポイントや検査についてはこちら
 
 
 
※注意しなくてはならないこと※
 
●後遺症のおはなし
この川崎病が発症してから10日目までに第一段階(グロブリン)の処置をしていること。
これは心臓の冠状動脈の血管の一部が膨らみコブを作る確率が上がるため。
このコブに流れてくる血管が溜まっていき、やがて流れきらない血管が固まる。その固まった血管が血管の流れの力により飛んでしまうことで、後遺症が残ることがある。
 
ただし、例えコブができたとしてもしっかりと川崎病の治療をしていれば特に子供の場合、半年もすると元に戻ることが多いそう。
 
また、コブができてから血管の塊ができるまでにはあるていどの段階を踏んでいくため、いきなりそうなることはないとのこと。
 
しっかりお医者さんにかかり、専門医に経過観察してもらっていれば決して怖い病気ではない。
 
ポイントは早期発見し、遅くとも10日目までにはグロブリンを投与するということ。
 
 
 
●治療について
川崎病という病気が川崎さんによって発見されてから、数々の研究と検証が行われてきました。
一昔前にはステロイド治療も視野に入れ行ってきたそうです。
今ではステロイドは川崎病に効果的ではない(効果が出ない人の方が多かった)ため、使われなくなったそうです
 
 
 
川崎病の治療は全部で4段階です。
※全てアスピリンと併用
 
第一段階は ガンマグロブリン の投与
第ニ段階も ガンマグロブリン の投与
      ----ここまでは市立病院でも実施可能----
      ----ここからは大学病院でのみ実施可能----
第三段階は レミケード の投与
第四段階は  血漿交換
 
 
ガンマグロブリンとは
献血の血液から取り出した たんぱく。この中には細菌やウイルスが体に侵入してきた時、感染を防ぐ抗体が含まれています。
※免疫の調整
※元々血液から取り出すため輸血扱い
 
 
 
レミケードとは
リウマチに使われるお薬。生体内物質の働きを抗体によって抑える抗体製剤。
※免疫の調整
※ガンマグロブリンとは違う角度からアプローチ
※感染症が体内にあると使用できない。
 
 
 
血漿交換とは
血を機械に通して炎症を起こす原因となっているサイトカインという物質を取り除き、また自分の体に戻す。
※感染症のリスクがある
※輸血(赤い血)が必要な場合がある
 
 
 
どうしてガンマグロブリンは二回しか使えないのか?
それは、これを投与することで血液がドロドロになるため、使用できる回数が限られている。
多く使用し、血液がドロドロになると血管がつまりやすくなる。
 
 
どうして転院するのか?
病院により扱える範囲というものが決まっているらしい。
悪化する、というよりはその薬を使うために転院する、ということ。
 
 
 
最初からレミケードや血漿交換をしてはいけないのか?
数々の研究、検証の結果、この順序通りガンマグロブリンを1番最初に行わないと、レミケードの効果が出にくい、ということのようです。
血漿交換はICUに入り、息子のように説明して我慢出来るわけではないような子は手足を縛り固定して3時間ほど耐えさせる必要もあります。
また、カテーテルを首に入れての治療のため感染症や他のリスクも伴います。
 
ガンマグロブリンで治る方は全体の80〜90%
これはガンマグロブリンから行った方がいい、となるわけですね!
 
 
第一段階〜第三段階をすごく簡単にいうと…
 
炎症の原因が3種類あり、A・B・Cとします。
ガンマグロブリンはAとBに効果がありました。
でもCが残っているため、赤みの症状や発熱は治りません。
そこでレミケードを使ってCに呼びかけます。
ここでも治らない場合、原因そのものを全て取り除くため、血液から取り除くために血漿交換をおこないます。
 

といった感じらしいです!
 
 
そしてとても重要なことは
医療は日進月歩!
 
そのため、川崎病に関しても数年前の情報で動くのは危険です。
 
ここで説明した治療方法が確立したのは2年ほど前とのことでした。
 
いつも最新の情報をしっかり担当医またはその病院の医師に積極的に聞いていくことは、安心して治療を受けたり、サポートしたりする上で重要なことだと思います。
 
 
※あくまでこのブログは2017年11月2日時点の情報です。
 
 
●同意書のこと
市立病院でもガンマグロブリンが輸血扱いになるため同意書は書きましたが、大学病院での同意書の数はものすごいものでした。
 
また子供の場合、両親2人(親権者)の署名が必要でした。
 
伝わるでしょうか…
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●退院後のこと
まだ息子が退院していないため、詳細に分からないこともありますが、しばらくはアスピリンの投与が必要で、定期的に心臓の検診が必要とのことです。
詳しくはまた載せたいと思います。
 
 
最後にもう一度…
素人の私の解釈のまとめのため、これが100%の情報だとは思わないで下さいネキョロキョロ
 
 
 
*追記*
息子もものすごい不機嫌な日々が続いています。
そしてこれ、ちゃんとした症状の1つだそうです。
医師の教科書にも川崎病の症状の1つに『不機嫌』と書かれているらしいです!
それは血管の中で免疫が過剰に働いてしまっているため何もしていなくても疲れる度合いが激しいからだそうです…
川崎病(血管炎)治ればピタリと不機嫌も止むそうです。キラキラ
 
 
 
 

<関連ブログ>

”川崎病”発覚までの経緯①*1歳5か月

 ”川崎病”発覚までの経緯②*1歳5か月 

 

 

 

 

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水上満乃理(みずかみ みのり)

アドラー流コーチング  メンタルコーチ

子供が育つ環境を考えるサイト09news ライター

人生360度計画を推進しています。

人生は描くもの。描いていいもの。

生きたい人生を生きていい。

そして、頑張らなくていいと思う。

自然体で欲張りな人生を歩む!

仕事も家庭も大切にしたいモノ・コトは全部握りしめて思い切り自分の人生を歩む。

人生360度まるまるっと大切にしたい。

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現在は第一子(1歳児)の息子と二人三脚、毎日を楽しもうと試行錯誤の日々です。


 

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