海洋酸性化

海の酸性化は、

大気中に増えすぎた二酸化炭素CO₂が

海に溶け込むことが原因で起きる

これまで生物、地球🌎が体験したことのない

スピードで海が酸性化しているのだそうだ。

現在の海の水素イオン指数PHは8.1だが、

2100年には、PH7.7～7.8になるという。

わずか0.4～0.3の差であるが

それでも、水素イオンは2倍に増える。

気象庁公表

表面海水中のpHの長期変化傾向(北西太平洋)

生物の身体の一部が溶け出す

そこで、最も影響を受けやすいのが

水温の低い北極海である。

なぜなら、冷たい水にCO₂は溶けやすいからだ。

そして、もう既に調査で、

クリオネに似た翼足類（よくそくるい）で殻が溶けているものが見つかっている。

これらの翼足類やプランクトンが減れば、

当然、それを食べる魚の数が減る。

子どもが生まれなくなる

また、受精卵の孵化率が下がる。

というのは酸性化で※¹ATPの発現が減り、

エネルギー不足に陥るからだ。

※¹ATPとは生命活動に使われる

エネルギーの受け渡しをする物質

このままでは、海の生態系の多様性が失われ

今世紀には漁獲量が最悪20％減少すると予想されている。

果たして、それだけで済むのであろうか？

種の起源は海水から

といわれているように、

私たち人間の羊水はやはり海の水である。

図：海水とヒト血清中ミネラルバランス

海水中ミネラル濃度分布（横軸）は、

ヒトの体液（血清）中ミネラルバランスとは正の相関関係がみられる。

また、人類が利用できる水は地球全体のわずか0．01％で

人口増加や工業化による汚染で

人一人あたり使える水の量は、だんだん少なくなってきており

海水を利用する必要性に迫られている。

人間が飲む水の汚染や

汚染された土壌や痩せた土地から採れた野菜、

食物からとる水は大丈夫なのだろか？

それと別の食生活の問題だけれども

肉食で、取る野菜の量が少なく

身体は酸性化して

臓器に負荷をかけていないのか

さらに、不妊につながり、子どもができる確率

または、生まれてきた子どもへの影響もあるのではないだろうか。

ブルーカーボン

ところで、藻類のアマモを育てたりマングローブを植えたりして

CO₂を固定しようとしている。

これを

※²ブルーカーボンという海の森だ

一縷の望み、わずかな光明である

※²ブルーカーボン

グリーンカーボンが森林が固定する炭素のことを示すのに対して、海藻や海中の食物、プランクトン、海洋生物などが固定する炭素のこと。

海洋生態系に隔離・貯留される炭素のことである。また、海洋生態系によって海中に蓄積される炭素固定能のことを指す場合もある。

正常な人間の血液のｐＨは

7.35～7.45

二酸化炭素の固定化とは、↓↓↓

木材の炭素固定量樹木は二酸化炭素を吸収し、炭素として固定し続けます。樹木が生きている限り、成長とともに炭素固定量は増えていきます。そして、樹木が伐採され木材や木製品になっても固定されたままです。木材の化学成分を原子レベルで見た場合、炭素（C）、酸素（O）、水素（H）からなっています。このうち、炭素（C）は大気中の二酸化炭素（CO2）を樹木が光合成によって取り込まれたものです…

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【再】酸性化を救えるか海の森