例えば、「男社会だ」という主張に対し、男は「そんなことない」と言う。
男の意見に、女が「不平等だ」と言うと、男は「そんなことない」と言う。
「そんなことない」は、男の主観で、女の主観では、「そんなことある」。
「不平等だ」という現実を突きつけられ、「平等」を唱え実現してきたはずの男の理想は揺らぐ。
男の「理想」は、現実を見る女によって、その男が考える『「理想」の現実』を突きつけられる。
自分の『「理想」の現実』を受け入れない男は「そんなことない」と言う。
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理想を語る男は、魅力的に映る。「私なら」と思う女が、その男の理想を現実にする。
理想を語る女は、魅力的に映る。「私なら」と思う男が、その女の理想を現実にする。
理想を語る人は、魅力的に映る。「私なら」と思う人が、その人の理想を現実にする。
性別はどうでもいい。人の「理想」を叶えるためには、「現実」を見られる人が必要。
理想を追う人間には、現実を見る人間が必要。「理想」は「現実」で、実現するもの。
「理想」を語るのは良い。そこに辿り着くまでに幾度となく訪れる、見せつけられる『「理想」の現実』を、無視しない。