皆さんご覧になりましたか!?
お聞きになりましたですかね?!
13日(土)の日経朝刊のトップ、3面、9面、社会面の4面に記事が載って
いました。以下に毎日新聞から要約させていただくと・・・・。あまりに嬉し
かったので要約といっても伝えたいことが多過ぎて要約になっていませ
んが許してください!
≪ ノーベル平和賞 : ゴア前米副大統領と国連のIPCCに ≫
ノーベル賞委員会は12日、記録映画「不都合な真実」などを通じて地球
温暖化訴えているアル・ゴア前米副大統領(59)と、温暖化防止研究を
政策決定に生かすため国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC
事務局・ジュネーブ)に07年ノーベル平和賞を授与すると発表した。
温暖化防止を平和構築措置として評価する姿勢を鮮明にした。ブッシュ
米政権はじめ国際社会に対し、12年に温室効果ガス排出削減の約束
期間を終える「京都議定書」以降の枠組み作りを促した形だ。
ノーベル賞委員会は「人為的な気候変動に関する知識を広め、対策の
基盤構努めた」と授賞理由を説明。IPCCの活動を「人間活動と温暖化
の関連で共通認識を作った」と評価、ゴア氏を「温暖化対策の理解を
深めるため最も尽力した個人」とたたえた。
さらに、温暖化が進行すれば「紛争と戦争の危険」が増すと警告
「制御不能になる前の行動」を国際社会に呼びかけた。環境分野の受賞
はケニアの環境活動家、ワンガリ・マータイさん(04年)以来。ゴア氏は
「とても名誉なことだ。気候変動は政治問題ではなく、倫理の問題だ」
との声明を発表、賞金を環境団体に寄付する意向を表明した。
ラジェンドラ・パチャウリIPCC議長(67)は「参加した全科学者が受賞者
だ」と語った。
ゴア氏は1970年代から温暖化問題に取り組み、97年の気候変動枠組
条約第3回締約国会議に米代表として参加し京都議定書の採択に尽力
した。01年の副大統領退任後、同議定書を批准しない米議会を批判。
昨年には温暖化の危機に警鐘を鳴らす「不都合な真実」を発表し、注目
された。
IPCCは国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)が1988年に
設立し、日本人研究者約30人を含む約4000人が130カ国・地域以上
から参加。90年の第1次報告書で「温暖化対策を取らないと地球は
破滅する」と警告。今年の第4次報告書では人間活動が温暖化を招いた
とほぼ断定、21世紀末には平均気温が20世紀末より1.1~6.4度
上昇すると指摘した。
授賞式は12月10日、オスロで行われ、ゴア氏とIPCCに賞金計1000万
スウェーデン・クローナ(約1億8200万円)が贈られる。インドネシア・バリ
島で「京都議定書」後の対応を話し合う気候変動枠組み条約第13回
締約国会議(12月3~14日)の開催と同時期となる。
◇受賞理由の骨子
一、IPCCとゴア氏は人為的な気候変動についての知識を広め、対策に
尽力した
一、気候変動は紛争と戦争の危険を増大させる
一、IPCCは人間の活動と温暖化の関連性について共通認識を作った
一、ゴア氏は温暖化対策について世界中の理解を深めるため、最も尽力
した個人だ
一、気候変動が制御不能となる前に今、行動が必要だ
◇ゴア氏略歴
1948年ワシントン生まれ。ハーバード大卒業後、新聞記者を経て
77~85年に下院議員、85~93年に上院議員。93年1月~2001年1月
クリントン前政権の副大統領として大統領を支えた。副大統領時代には
「情報スーパーハイウエー構想」を発表、IT産業育成にも力を入れた。
00年米大統領選挙の民主党候補だったが、共和党のブッシュ現大統領に
敗れた。
◇【気候変動に関する政府間パネル(IPCC)】
130カ国・地域以上の約4000人の専門家らが参加。3作業部会に分かれ
▽「地球温暖化がどこまで進行したか」(第1作業部会)
▽「気候変動の影響と適応策」(第2作業部会)
▽「温室効果ガスの排出抑制と気候変動の緩和策」(第3作業部会)
を分析・評価し、5~6年ごとに報告書を公表する。
ここまでの文章を読んでいただけると、受賞は当たり前に思えてくるはず
です。なぜなら“地球高温化”(“地球温暖化”ではこの危機的状況が
正しく伝わらないので)は人類が直面している最大の問題のひとつだから
です。そのことを全世界に気付かせたゴアさんとIPPCは本当に凄いと
思います。受賞の価値が十二分にあります。
“世界の叡智はしっかりと見ているな!”とチョット安心したのは(Mr.削減)
だけでしょうか?しかしもっと嬉しいのは、今回の受賞で間違いなく今目の
前にあるこの危機に気付く人が増えることです。
ということで私も負けずに、「現場」で「教壇」で熱弁を奮います。
地球温暖化ではなく、地球高温化、地球灼熱化だと!
こんなことを書き連ねていたら文章ボリュームが増えすぎてしまいました
ので、もうひとつのトピックスはまたまた次回にまわします。すみません!
北の国からの“自然塾”参加の報告です。伝える工夫をすることと、伝え
続けることの大事さを多いに学んだ価値ある体験でした。これで北海道
には年に1回、川の清掃と森林の価値を子供たちに伝えるインストラクター
として訪問することになりそうです!
早速本日メンバー2人が行っています。
(先に、写真だけ載せておきます!解説は次回です)
(Mr.削減)