「デザインはわがまま→思いやり」


わたしが川崎さんの言葉に感動したのは、「わがまま→思いやり」という順番。

まず自分の思いがあって、その思いを社会に適合させていく順序が大切。

最初から相手に合わせてしまうと、出てくるアイデアがショボくなります。


実際に自分自身が”演じている”ことは強いです。

やってみると分かること、が実はたくさんあるんですね。


それはあなたが臨時の「新聞記者」になってしまうことです。

課題解決のヒントを求めて現場に行くことです。

そして取材してください。


現場を知っていると、企画に説得力が生まれます。


タイトルの文字を大きくする、なんて一見どうでもいいと思えるところにもこだわるべきです。

人間は生理的に「大きい=重要/小さい=重要でない」という先入観で見てしまうものだと思うからです。


オズボーンのチェックリストは全部で9カ条。

◆転用したら? 現在のままでの新しい使い道は?

◆応用したら? 似たものはないか?真似はできないか?

◆変更したら? 意味、色、動きや臭い、形を変えたらどうなる?

◆拡大したら? 大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を延ばすとどうなる?

◆縮小したら? 小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?

◆代用したら? 代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?

◆置換したら? 入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?

◆逆転したら? 逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?

◆結合したら? 合体、混ぜる、合わせたらどうなる?


ズバリ、言います。

企画には必ずタイトルをつけるようにしてください。


アイデア・企画を考え出せるようになると、止まりません。(中略)

そのアイデア、そのままにしないでください。

できるだけメモっておいて欲しいのです。

そして記録してください。

この考具をアイデアマラソン、と言います。


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『考具』

著者 : 加藤 昌治

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