父親はお金に対して異常なほどの執着を持っていて、
買い物依存に近い物欲の塊だった。
車の運転が難しいとなれば、通販を覚え、色々と買い物して、
支払いをすっ飛ばす人間だった。
それと同時に、誰かがやれば自分もやりたい衝動に駆られ、
色々と手を出した。
そして厄介なことに、母親の生命保険を勝手に契約し、
恐ろしいほどの支払いをして、母が入院・骨折、ケガをしたのに、
保険の手続きをせずに、ただただ水に流していたことばかりだった。
勝手に契約した父親が亡くなり、母親のお金の管理は兄がしたのに、
その兄も母親の年金を自分の支払い優先したり、
不都合なことが起きすぎて、とうとう役所等の機関から、
母親を引き取るのは私と姉に変わりました。
色々と手続があり、毎日が辟易し、母親の病気の具合と、
母親がなんでも楽をするようになってしまったのが、
負担になってしまい、正直ストレスの連続だった。
ようやく光が見え始め、母親が分かっていなかった
生命保険の解約に駒が進んだ。
すると、生命保険会社もやはり解約よりは、
何かのために持っておいた方がよい、と話す。
しかし、母親の生保の種類が「がん」に特化していたので、
そこの交渉をすると、「がん」以外は、、、と濁された。
正直、80歳までがんにかからず、あと何年の寿命かわからないけれど、
「がん」ばかりに焦点をあてられない。
80年かかっていない、けどこれからはかからない、ということはない。
とも言われてしまえば、そうだけれど、
がんの手術に、心臓の弱い母親がどこまで耐えられるか、
脊髄の難病を抱えている母親のこれからは、
もっとしたいことにお金をかけて、水に流すようなことが少しでも
減ればいいと考えてしまう。
結構、どうですか「お守り」みたいに、、、と言われたけれど、
突っぱねた。
生保会社さんには10年支払い続けたのだから、
もういいでしょ、な気持ちだ。
本当に、父親に関しては余計なことしてくれたな、、、と
ムムムとしたくなるけれど、もう母親のこれからを見ていこう、
そう思う。