515事件から92年、「アベ射殺事件」とその後の政治(20240515)

 

515事件は、政党政治を壊し、軍部暴走を進めていく切っ掛けとなった。世界恐慌により、後発帝国主義酷日本も、借金と不況で、一般国民は苦しんでいた。ほんの一部に富裕層と貧困で苦しむ一般国民の貧富の差は益々増大していった。そんな中で青年将校が暴発した。

 

「アベ射殺事件」は「統一教会による信者からの金銭搾取」が原因だが、アベ体制は弱まり裏金事件が発覚し、アベ派を始め派閥解体となった。51515事件92年後簿今も、当時同様、一握りの富裕層だけが豊かに暮らし、殆どの国民は生活に苦しんでいる。

 

さて、日本と中国の関係はどうか。92年前も今も緊張関係にある。当時の中国軍は弱かったが、今は軍事大国となっている。間違っても、鉱泉すれば日本は敗北する。しかし、二か国共に国内不況を抱えて、権力者は、国民の不満を外に向けたがっていて,危険な状態だ。

 

懸念されるのは南シナ海でのフィリピンと中国との領有権をめぐる争いに日本が関与していくことだ。中国と台湾で万が一があっても、内戦だから日本は台湾を武力で守れない。しかし、フィリピンは違う。本年4月の「日米比の三か国首脳会談」が示す通りだ。

 

もし、南シナ海での「領有権主張」がエスカレートし、偶発的に戦闘が起き、さらにミサイルが飛ぶ事態となれば引き返せない。中国国内の日本企業と日本人は、一体どうなるのか。日中貿易は止まる。東南アジアの中国に近い国は、日本との貿易を止めるのか。

 

結論から言えば、食料を始め、鉱物資源、エネルギーを輸入に頼る日本に戦争を続けていく能力はない。92年前のように、「ぜいたくは敵だ」と言って、15年戦争を続けられるほどの根性は今の日本にはない。

 

結論から言えば、今のトンデモナイ自民党腐敗政治を「政権交代」で変えて、国民の政治に対する信頼感を取り戻すことしかない。腐敗政治への不満は「極右勢力」の台頭を許し、無思考n人間による「暴走」を起こす。「暴力装置」の中にも、単純な人間も居る。

 

とにかく、腐敗政治打破を目的とした政権交代が絶対に必要だ。さて、「立憲民主党」が、今、本気で、日本の政治危機」を認識し、強い決意で戦う覚悟を持つか。防衛費43兆円を元に戻し、国民の福祉に予算が振り向けられるか。

 

国家の一大事の今こそ、立憲民主党を覚悟を持って強く引っ張るリーダーが必要ではないか。辻元清美を総理大臣にして、政権交代を目指し、日本国が戦争に巻き込まれない外交をすべきだ。このまま米国の言うなりでは、日本は滅びる。米国との対立となれば日本の政治家の命は危うい。その覚悟なしの政治家に任せてはいけない。