伊藤環境大臣謝罪と水俣病被害者団体の思いのすれ違い(20240508)

 

本日夕方、伊藤大臣が熊本へ来て謝罪をした。この謝罪は、「マイクを切ったこと」に対するもので、大臣は、短時間に行事が詰まっているので、今後は、懇談を別の日にするなどスケジュールを検討したいと言った。

一方の被害者団体の役員からは、環境省や大臣の「水俣病被害者」に対する根本姿勢を問い質す質問が中心となった。裁判の長期化、どんどん厳しくなる認定基準など、被害者のことを考えない行政に対する不満が次々に出た。

被害者団体は、5月1日の懇談会後に環境省に「質問書」を送っているが、その解答時期につて伊藤大臣に何度も尋ねたが、結局、他の省との関係があって、時期が明確に出来ないと答えた。団体役員からは、6年前から同じ質問をしていると怒りの声が上がった。

結局、水俣病の患者認定、医療、健康を含めた総合的対策など、国は逃げ続けている。それが、5月1日のタイトなスケジュールで済ませて逃げようとしている環境省役人の「マイク切り」に現れたのだtp考えらば納得する話だ。

自民党政権が行っている「人権無視行政」に対して、有権者である私達が「NO」を選挙でつきつづけなければいけない。公害病だけでなく、地震被害者になる可能性もある。ありとあらゆる被害を私たちは受けて苦しむ可能性がある。だから「人権の尊重」ができる政党に政権交代をさせなければならない。

民主党政権が3年あったけど、水俣病訴訟などの完全解決にならなかったのはなぜか。マスメディアは、大臣が謝罪したことで、ニュースを終わりにするかもしれない。水俣病の今を、NHK くらいは放映して欲しいものだ。