成長仮説(0)自分の気づかなかった自分に気づいたとき
人はどんなときに成長するのでしょうか。
成長曲線を描くとしたら、それが急カーブになるときはどんなときでしょう?

私の仮説は、「自分で、自分の気づかなかった自分に気づいたとき、人は最も成長する」でした。ここで、「自分で気づく」というのがポイントです。きっかけは人からの指摘でもよいのですが、ああそうだなぁと自分で改めて思うプロセスが大事だと思います。

だから、私がつくるワークショップのコンセプトは「自分の気づかなかった自分に気づく」でした。これまで生きてきて気づいていないことに気づこうというのですから、いろんなことを試してみるワークショップでもありました。

パフォーマティブ・ラーニング:からだのズレから気づく学び
最近出た本に「インプロする組織」というのがあります。

ちょっと引用してみます。

ーーー引用 ここからーーー
からだには主体としての面と、物としての面があります。(中略)主体としてのからだと物としてのからだは、ときに、ずれることがあります。(中略)そのとき、からだはずれを戻し、同一性を回復しようとします。
このずれが、リフレクションやコミュニケーション、創造性の源泉であると私は考えています。(略)ずれているときに人はふりかえって考えます。(略)ずれを統合するために、今までに思いついたことのないことを新たに創造したりもします。
パフォーマンスすることで自分を崩し、そして再びつくっていくこと。それを私は学びととらえたいと思っています。そして、そのような学びを私はパフォーマティブ・ラーニングと名づけたいと思います。
ーーー引用 ここまでーーー


自分の気づかなかった自分に気づくためには、いろいろな方法があります。
言葉を使ったやり方、からだを使ったやり方、両方を使ったやり方。

からだを使うことから入るやり方は、これまで言葉を使うやり方に慣れていた人にとても効果があるのではないか、そう思うこの頃です。