上手な教え方があるのなら、上手な教わり方もあるのではないでしょうか?

先日、初めてガラス工芸の教室に行ってきました。
こういう色にしたい、こういう形にしたい、そして、こんな模様を入れたい、と先生に伝えて、サポートを受けながら、自分でつくるという教室でした。

後から考えれば、もっとイメージを具体的に伝えればよかったなぁと思います。
形や大きさを示すときだけでなく、色についても、この色と指させばよかったですし、伝わりにくかったら、メモ帳に絵を描いてもよかったです。

さらに、自分がどこで困っているのか、具体的に伝えることができれば、より的確なアドバイスがいただけたかもしれません。
私は模様を細かく全体に散らしてつけたかったのですが、「模様を全体につけたい」とだけ伝えてしまい、模様の細かさはサンプルを指さして「こんな風につけたいです」と言っただけでした。
そして、模様を実際につける段階になって、どこにつけたら全体に散らばるかわからなくなり、助けを求めました。先生からは全体につければそのようになりますよ、とのアドバイス。
ところが実際は、ガラスって伸びるんですよね。だから伸びて模様がなくなってしまいました。先生はどこが伸びて模様が消えるか長年の経験でわかっていたと思います。私は人の作り方を見ても、自分がやる段になって、そこに考えが及ばなかったというわけです。

まだありますね。失敗したと思ったら、どこまでやり直せるのかも聞いておけばよかったです。
ガラスですから、もう一度溶かせば大丈夫なところと、この工程の後でないとだめなところが両方あるらしいのです。

長々これを書いたのは理由があります。
新しい仕事をするとき、経験者の方に教えていただくときも同じではないでしょうか。

1.何をやりたいかイメージを具体的に伝える(伝え方は言葉だけとは限らない)
2.自分がどこで困っているのか具体的に伝える(私が知らない落とし穴を先生は知っている)
3.やり直したいときはどこまで可能かを聞いておく(後戻り不可な工程はあるか)