即興演劇(インプロビゼーション)と即興ダンスに参加してみて、共通点があるなと思いました。それは、両者とも創造性発揮のために仮想や現実で相手をつくっている、ということでした。




即興演劇では、観客から思いついたキーワードを言ってもらいます。現実の相手から、発想の糸口をもらうわけです。


即興ダンスでは、自分に向かって切りかかる相手、刺してくる相手を想像します。仮想の相手を華麗に避けていると、いつのまにか美しいダンスの動きが出てきます。




何かを創り出すのは、自分一人だと難しいかもしれませんが、現実でも仮想でも相手がいると案外簡単なのかもしれませんね。




人材育成の分野でも、あの先輩だったらどうするだろう、と考えて行動する、決定する、という事例がありました。


たくさん椅子を用意して、その人になりきって座り、自分にコメントする時間をつくってみてもいいな、と思うこの頃でした。