貧困層=教育を受けれないと言われているが果たして本当なのだろうか?少なくとも私は教育や教養の程度でその後の人生の選択肢と可能性が広がることを知っていたので母子家庭になろうが貧困層になろうが教育だけにはお金をかけて息子に勉強をさせていた。今までにくもん、Z会、進研ゼミ、ワオスタディ、ショウイン、秀英、Eネット塾など様々な学習塾を体験させ、新聞も朝日、読売、毎日新聞(小学生新聞、中高生新聞)なども購読してきたが、息子は思ったように勉強しなかったし、元々本も読む習慣がなかったので新聞も読んでくれなかった。(私は毎日読んでいたが。)

 裕福層=質の高い教育を受けられる。

 もちろんそうだろう。貧困層に比べたらはるかに質の高い教育を受けられるだろうが、貧困層=教育を受けていないというのはどうかと思う。

 教育=塾だけではない。図書館も教育や教養を身につけるために大いに役立つ。本をたくさん読むこと自体、勉強であり、教育であり、教養だ。図書館で無料で本が読める。インターネットも使える。世の中には無料塾というものもある。情報は探そうと思えばいくらでもある。

 問題は裕福層だろうが貧困層だろうが、本人に「やる気」があるかどうかだけだと思う。いや、この場合やる気と表現するよりも「目的」とか「目標」といった方がいいのかもしれない。

 そもそも何のために勉強するのか?

 それは自分の夢を叶えるためだ。目標とか目的を達成するための一つの過程として、よりレベルの高い一流の高校や大学を卒業した方が職業の選択肢が増えるから、または入りたい業界に入りやすくするために勉強するのだ。

 「目標」とか「目的」があるからこそ、その高校や大学で勉強したい。学びたい。と思えれば、高校や大学に入ってもどんなに困難があろうが大変だろうが頑張れるだろう。しかし目標や目的がないと、高校や大学に入ることのみが目的になり、入ったあとに燃え尽きてしまう可能性が高い。それは会社も同じだと思う。会社に入社しても「私は社会でこのように貢献したからこの会社に入る。」という視点がないと、勉強や仕事そのものがとても辛くなってしまうだろう。

 うちの息子も同じだ。息子には「目標」とか「目的」がまったくなかった。だから続かないし頑張れない。息子も自分探しをしているが、自分が何が得意で何が苦手がわからない。どのように社会に貢献できるかもわからない。
 
 そういった意味では占いは便利だ。自分の生まれ持った本来の向き不向きや社会で貢献できること、自分にとっての幸せや豊かさの感じ方を大まかに知ることが出来るからだ。このようなことを知っているのと知らないのでは、同じ時間、同じ努力をしても雲泥の差が出てくるだろう。

 私は普段家族を占ったりしないが今回は息子の依頼で占いを行った。そして息子の目指すべき方向や特性、向き不向きなどを教え、大まかな目的や方向性を本人が設定することができた。

 結果。

 本人もかなり納得したようで、今までやってこなかった勉強道具を引っ張り出して勉強を真面目に取り組むようになった。親からやらされる勉強ではなく、自分のための勉強にシフトチェンジしたのだ。

 貧困層に教育を。と言うが、「何のために勉強するのか?」「何を目標に勉強するのか?」が理解できていないと、教育費もきっと無駄になるのではないかと私は思う。本人の目標や目的がはっきりしてない状態の勉強は、親の勝手な押し付けなんだろうなと感じた。(今回の件で私は今まで息子に行ってきた行動を深く反省した。)

 夢や希望や目標があるからこそ、どんな状況になろうが頑張れるんだよね・・・。

<追記>
※ 私は教育や勉強を否定しているわけではありません。むしろ教育は絶対的に必要です。そしてその教育・勉強に夢や目標といったものが加わると、その教育や勉強にさらに価値が出てきます。重要なのは自分にとって「何のために勉強しているのか?」を理解することだと思います。この「何のために」が理解できると自主的に自分から勉強したい、もっと学びたいと思うのではないでしょうか?少なくとも私はそうでした。

★ 「何のために」=「■■ができるようになりたいから○○しよう。」「■■を知っていると便利だから○○しよう。」「■■したいから○○しよう。」「■■が欲しいから○○したい。」
 ■■=目標 ○○=行動

例):ゲームが好きだから、将来○天堂やス○エア・○ックスに入りたい→競争率が高いから有利になるために○○大学に入ろう。
例):カッコいいHPを自分でつくりたいたからHTMLを勉強しよう。
例):車に乗りたいから、18歳になったら教習所に行って運転免許を取ろう。
例):今日の晩御飯はカレーにしたいから、スーパーでにんじんとじゃがいもと玉ねぎを買おう。ついでに○○の味にしたいから○○のスパイスも買おう。

 こういった「目標」があるからこそ、「自発的な行動」に移せるわけです。それこそ「偏差値の高い大学に入るために勉強しよう。」もありなのですが、偏差値の高い大学=選択肢は増えると思いますが、それが必ずしも充実感や満足感や幸せに繋がるわけではありません。特に嫌われたくないから、否定されたくないからという理由で親の言いなりになってきた人はその傾向が顕著になると思います。

 私は占い師を家業とし、今年で13年目になります。その13年間で数万人の人々とご縁をいただきましたがその中で感じたことを書いています。お客様の中には政治家や芸能人、社長・重役・役員・顧問、大学教授、医者、弁護士、先生、作家さんといった社会的に成功してらっしゃる方々も多いですし、一流企業にお勤めの方や一流大学・名門大学(国内だと東大、京大、阪大、慶応、早稲田、一橋、東北大、北大、神戸大、九大、上智、明治、学習院、横浜国大、立教、立命館、同志社など。海外だとハーバード大学など)を卒業されている高学歴のお客様もたくさんいらっしゃいます。同時に生活保護者の方、引きこもり、ニート、フリーター、精神疾患の方、障害者の方々もいらっしゃいますし、関わってきた年齢層も上は90歳くらいのお年を召した方もいらっしゃいます。しかし社会的に成功してようが成功してまいが、高学歴であろうが低学歴であろうが、裕福であろうが貧困であろうが、皆さん抱えてらっしゃる悩みの根本は一緒で、同じ悩みで苦しんでいらっしゃいます。だからこそ「夢」や「目標」がいかに大切なものか、生きるための原動力になるかを伝えていきたいのです。(目標設定→やる気→努力→成功→達成感・満足感→自己肯定感が高まる→自信→自分を好きになれる)