先日、耳と口が不自由なお客様がいらっしゃって初めて筆談での鑑定を行った。

 いや、筆談でもなんとかなるもんだね。

 筆談(文字と絵)とボディランゲージを駆使しながら鑑定を進めていったが、最後はお客様の満面の笑顔で鑑定を終えることができた。


 なんとか出来たという達成感と安心感を感じながら、同時に自分の目で物が見えて、耳で音を聞くことができ、自分の考えや思っていることを言葉で表現できることがいかにありがたいことかを痛感させられた。




 自分が「当たり前」と思っていることが、いかに「当たり前」ではないか。

 そしてその「当たり前」と思っていることがいかに不幸を作り出すか。


 本当は「当たり前」のことなんてありえない。


 自分の存在すら。



 ものすごい確率で自分がこの世に生まれてこれたという奇跡。

 動物ではなく人間という形で生まれることができた奇跡。



 いろんな奇跡が実は身の回りにたくさんある。

 私たちは奇跡の連続を生きている。

 それに気がつくかどうかで「幸せ」の在り方が変わってくるんだ。


 そんなことをお客様を通じて考えさせられました。