2月中旬になんだか骨っぽいと

感じ、病院に行きました。


脾臓がかなり肥大していて

破裂する前にと、取り出す手術をしました。


術前から貧血が酷くカールから輸血、

その他、薬でもなかなか数値が

上がりませんでした。







開けてみたらそれは想像以上に大きく

癒着も酷くモグの血液の状態から

術中に亡くなるかもしれないとのことで

娘(看護師)がオペ室に入り、

直視した後、了承しふたをしました。


もうこのままかなぁと思いながら

過ごしていると…


ある日、下降して行くばかりのはずの

数値が上がっていたのです。



何かモグが「まだ生きれるよ」

と、言っているような気がしました。










かかりつけ医は腫瘍認定医の先生ですが

1人では巨大過ぎてなかなか難しいけど、

取れるかもしれないとの事で早急に

他県の病院を紹介していただき、

もう一度手術をし、肥大化した脾臓を

摘出していただきました。


また数値も下がってきていて

破裂寸前、あと2、3日の命でした。



紹介病院の先生が仰った事があります。


「かかりつけ医さんは優秀な

よく分かってお見えになる先生です。

ですが、これはマンパワーなんですね、

それなんです。

うちは何人もの医師がいるので

これだけ大きな物も取ることができるのです。」



摘出した脾臓は、

30センチくらいで小さい米袋か、

形も大きさも幼稚園リュックみたいでした。


1人の先生が両手で持っている写真があります。

持っていないと出来ないくらいの

手術だったのです。

破裂せずこれだけ大きなのは

なかなかないようです。


帝王出産みたいな感じ。

私はモニターの写真ですら顔を覆いました。


脾臓が破裂して苦しむ事は

なくなりましたがのちに病理結果で

悪性の血管肉腫とわかりました。