第30回 日本在宅ケア学会で発表してきました
◆ 今週は、看護の話と、LGBTネタの2本立て発表ウィークです。 本日は、日本在宅ケア学会での発表をしてきました。<↓画像:日本在宅ケア学会> <↓ポスター展示発表でした>今回の発表テーマは「排泄自立支援」の事例でした。 入院中に廃用となり,自宅退院できなくなる状況は珍しくありません。今回の事例では、歩けていた利用者さんが入院して寝たきりとなり、帰れないかもしれないと言われた退院後の努力の報告でした。 退院したものの玄関からベットまで歩けないので、ヘルパーさんが抱えてベットへ戻ったのです。 入院して終日おむつを着用するようになってしまいました。私達が当たり前のようにトイレでしている排泄。当たり前と思うトイレでの排泄がもう一度できるようにしてあげたい。 排泄の自立を目指すためには、排泄行動のどこで支障が生じているのかをアセスメントする必要があります。 尿意便意があるのか?トイレへ移動できるのか、ズボンや下着の上げ下げをできるのか、座位保持と努責をできるのか、終わってから水を流せるか、手洗いをできるか、部屋へ戻ってこれるのか…ざっと見て、排泄に関わるADLのこのどこかで支障があれば、排泄行動に支障があります。 トイレへ移動ができないのであれば近くにポータブルトイレを設置する、など課題がある行動部分に対応するケアを選んで対応するのです。 今回の場合は、起き上がり、トイレへの移動ができないという行動が原因でした。食欲はあるので見込み大です。栄養補助食品などを含めて、たんぱく含有量とカロリー全体を増やして食べてもらいました。もともと糖尿病があるので、経口糖尿病治療薬やインスリン療法も開始して血糖を調整しつつ。 退院直後の、特別訪問看護指示期間14日以内にポータブルトイレ移乗が完了。段階的にできることが増えて、退院後2ヶ月弱で、完全にトイレでの排泄ができるようになりました。 私どもは、熊本リハビリテーション病院が行う集団自立訓練を参考に、自重運動で体幹筋を強化するリハビリをしています。 9月のロカボ食べながらHIVを知る会は、9/18開催です。<↓フライヤー9月分> 支援ハウス路木の1F、〒557-0004西成区萩之茶屋2-7-7 ※予約不要、 無料、 途中の入退場OK◆◇◆◇◆◇◆◇みんなで頑張りましょう看護師求人→ちむ訪問看護ステーション – 年中無休 24時間対応パート、正社員スタッフ募集中 残業なしX @nelayankozou